ゴンズイ(権瑞、学名 "Plotosus japonicus")は、体長10cm~20cmに達するナマズ目の海水魚である。茶褐色の体に頭部から尾部にかけて2本の黄色い線がある。集団で行動する習性があり、特に幼魚の時代に著しい。幼魚の群れは巨大な団子状になるため、「ごんずい玉」とも呼ばれる。この行動は集合行動を引き起こすフェロモンによって制御されていることが知られている。背びれと胸びれの第一棘条には毒があり、これに刺されると激痛に襲われる。なお、この毒は死んでも失われず、死んだゴンズイを知らずに踏んで激痛を招いてしまうことが多いため、十分な注意が必要である。毒の成分はタンパク毒であるため、加熱により失活する。もともとナマズの仲間であるため、成魚になるとナマズとよく似た姿となる。毒針のせいで嫌われるが、毒針さえ取り除けば白身の美味な魚であり、味噌汁や煮物、天ぷらなどで食される。他の魚と同様、ギギ、ハゲギギ、ググといった、地方ごとにさまざまな呼称があるという。近似種にミナミゴンズイ(、学名:"Plotosus lineatus") (Thunberg, 1787) がいるが、鰓耙数、垂直鰭の軟条数、脊椎骨数に差異があるが、外形での同定は困難である。基本的にゴンズイは本州から沖縄県に分布し、ミナミゴンズイは九州から琉球列島、インド洋、西太平洋に広く分布する。この2種は長らく同種とされていたが2008年に別種とされた。Yoshino, T and H. Kishimoto. 2008. "Plotosus japonicus" a new eeltail catfish (Siluriformes: Plotosidae) from Japan. Bull. Natl. Mus. Nat. Sci. Ser. A, Suppl., 2, 1-11.
出典:wikipedia
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