仁倉駅(にくらえき)は、北海道(網走支庁)常呂郡佐呂間町字仁倉にあった日本国有鉄道(国鉄)湧網線の駅(廃駅)である。電報略号はニク。湧網線の廃線に伴い1987年(昭和62年)3月20日に廃駅となった。廃止時点で、島式ホーム(片面使用)1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の北側(網走方面に向かって左手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた。無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の北側に位置しホームを結ぶ通路で連絡した。駅舎とホームの間には花壇が作られていた。駅自体は完全無人であるが、駅近隣の個人が乗車券を販売している簡易委託駅となっていた。受託者は1983年(昭和58年)時点で70歳に近い農家の老婦人で、駅舎の清掃も行っており、当時の国鉄から「湧網沿線でいちばんきれいな駅」と太鼓判を押されていたという。当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「ニクリ・アン・ペッ」(森林のある川)に由来する。2011年(平成23年)時点では更地となり、何も残っていない。また、駅跡周辺は2011年(平成23年)時点では廃屋ばかりの荒地になっていた。線路跡は築堤が一部残存しており、浜佐呂間駅寄り、仁倉川の先の六号の沢川にコンクリート造りの「六号の沢川橋梁」が、亀裂が入った危険な状態ながら残存していた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。