『テラビシアにかける橋』(テラビシアにかけるはし、原題:"Bridge to Terabithia")は、2007年に公開されたウォルデン・メディア製作のファンタジー映画。原作はキャサリン・パターソンの同名児童文学。この映画の製作・脚本担当のデヴィッド・パターソンは原作者の息子で、彼の親友に起こった出来事が原作が描かれるきっかけとなった。撮影は2006年1月から同年4月まで、ニュージーランドのオークランドとその周辺で10週間かけて行われた。プホイでは町の教会で撮影が行われた。テラビシアの描写はWETAデジタルがデジタル特殊効果を担当した。撮影監督のマイケル・チャップマンはこの作品を最後に引退した。英語版の予告編は冒険色が強く、『ハリー・ポッター』や『ナルニア国物語』のようなストーリーかと思われるようなものだった。パターソンは、広告戦略によるものであるとしているが、原作ファンの中には映画が原作に忠実ではないとして、ボイコットを呼びかける動きもあった。この映画に対する評価はおおむね好評で、批評サイトのRotten Tomatoesにおいて84%の支持率を得ている。映画は2007年2月16日に公開された。初日だけで630万ドルの興行収益があり、大統領の日である19日までの週末4日間においては2850万ドル、『ゴーストライダー』の5200万ドルに次ぐ2位だった。北アメリカでは2007年6月28日までの133日間上映され、興行収入は8227万ドルにのぼった。世界規模では1億3700万ドルに迫った。放送映画批評家協会賞若手女優賞にアナソフィア・ロブがノミネートされたが、『ヘアスプレー』のニッキー・ブロンスキーが受賞している。サターン賞若手俳優賞にジョシュ・ハッチャーソンがノミネートされたが、『奇跡のシンフォニー』のフレディ・ハイモアが受賞している。2007年10月1日に文部科学省はこの映画を家庭向き選定作品に定めている。増當竜也はこの映画を『古事記』と照らし合わせたうえで、ファンタジックな描写が弱いものの、必要以上の虚構性におもねない姿勢を評価している。馬場英美は「無理に泣かせようとしないところに好感を抱いたが、登場する鳥の化け物の連呼する言葉が気になった。」としている。音楽は当初、アリソン・クラウスが手掛けるはずだったが、時間の制約のためにアーロン・ジグマンが代わることとなった。映画には数多くのポップ・ミュージックが登場する。作中の音楽の授業では1970年代の代表曲が歌われている。日本版イメージ・ソングにはMISIAの「To Be In Love」が採用されている。この曲はアルバム『EIGHTH WORLD』に収録されている。アメリカでは2007年6月17日に、日本では2008年6月27日にDVDが発売された。特別版にはデジタル特殊効果の様子や本編の音声解説、挿入歌である"Keep Your Mind Wide Open"のミュージックビデオなどが収録されている。
出典:wikipedia
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