一里飴（いちりあめ）は、埼玉県入間郡越生町の有限会社住吉屋製菓が製造販売する飴の商品名である。1464年に生誕した医学者の田代三喜が作ったのが始まりとされ、当時は越生梅林で採れた梅の蜜を原料とした医薬飴であった。現在の一里飴は蜂蜜味の大粒の飴である。一里飴の名称は、日本橋から品川宿までの約一里の距離を歩く間、溶け切らずに味わい続けられると言われたことに由来している。以前は関東地区のAMラジオ局で、独特のコマーシャルソングを使ったラジオCMが放送されていた。行田市の十万石まんじゅう、熊谷市の五家宝などと並ぶ埼玉銘菓の一つであり、彩の国優良ブランド品に指定されている。越生町の住吉屋製菓本店などで販売されている。なお、同名の商品は神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社などにも存在する。

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