レッドバロン(RED BARON)は、1994年4月5日から1995年3月28日まで日本テレビ系で全49話が放送された、東京ムービー新社製作のロボットアニメ。関東地区での放送時間(日本時間)は、毎週火曜日の17時00分 - 17時30分。風来坊メタルドライバー・紅拳はチャンピオンになるために日本にやってきた。ある事件により偶然にも冴場翔子と出会い、彼女が開発したメタルファイター「レッドバロン」を操縦することになった。成り行きからチームを組んでメタルファイトに出場することになる拳たち。だが、レッドバロンを狙う鉄面党の魔の手が彼らに忍び寄る。レッドバロンの秘密を守るため、拳は鉄面党のメタルファイターを打ち破っていく。特撮番組『スーパーロボット レッドバロン』のリメイクだが、共通点は一部の固有名詞とレッドバロンのデザインのみで、内容は全く異なる。放送2年前の『超電動ロボ 鉄人28号FX』同様、親子に売り込む「二世代キャラ」として企画された。視聴率は伸び悩み、一時は3クール終了を予定していたが、玩具の売れ行きが好評だったため、4クールに延長された。終盤の展開が初期に比べて若干変更されているのはそのためである。なお、関東地方では、48話と49話は一時間・二本立てで放送された。ローカルネットで放送されたため、日本テレビ系の放送局があっても放送されていない地方があった。巨大ロボットを用いて肉弾戦を繰り広げる、格闘技によるロボット競技である。メタルファイトは世界各国で行われているが、基本的に専用のリング、またはジャッジロボットが定めるフィールド内で行われることが多い。これはメタルファイター同士の格闘による環境破壊防止のためである。また、ジャッジロボットを介しての観戦も頻繁に行われている。対戦方法は基本的に1対1が原則だが、タッグマッチ等も行われている。(ただしバトルロイヤル方式は行われていない)。トーナメント方式の試合も実施されている。また、飛び入りのような形での参加も認められている。このルールのおかげでレッドバロンは世界メタルファイターチャンピオンになることができた。劇中で判明しているメタルファイトのレギュレーションは以下のとおり。あくまで個人経営レベル(企業レベルも含む)で運用するメタルファイトではスポンサーを付けることが必須条件となる。ただし複数のスポンサーを持つメタルファイターのチームは限られているため、十分な資金が得られないメタルドライバーは中古のメタルファイターを使用せざるを得なくなる。場合によってはそれらを入手できないこともあるため、実力があってもメタルファイトを行えないドライバーも多い(拳がスポンサーを探していたのは、メタルファイトをするための条件を満たすためといえる)。ただし、鉄面党のような巨大組織や国の軍事組織に関わっているメタルドライバーはその限りではない。劇中では、あくまで1対1で行う試合のはずが、時には1対2、または1対3になってしまう事態が発生している。しかしそれは、どんな手段を使ってでもレッドバロンを手に入れるために鉄面党が意図的に行っている行為であり、普通なら反則負けとなる。それにも関わらず、このような行為が黙認されているのは、鉄面党がメタルファイトに深く関与しているからと言われている。鉄面党自体、表向きはメタルファイトの一スポンサーになってはいるものの、その実態は世界を牛耳るスーパーコンピューターであるため、情報操作等を行うことは容易いことといえる。鉄面党の真相が表沙汰になったとき、世界は混乱に陥り、メタルファイトの存続自体も危ぶまれたが、鉄面党崩壊後もメタルファイトは続けられている。メタルファイターに乗り込み、操縦する人物のことをメタルドライバーと呼ぶ。メタルドライバーは主に武術やスポーツなどに通ずる人物が過半数を占めるが、自分が注目されたいがために参加するケースもわずかだが存在する。また、メタルドライバーの中には副業を持っている者や、所属する会社の社員扱いとなっている人物もいる。鉄面党もスポンサーであるため、そこに所属しているメタルドライバーも多い。メタルファイトに出場するロボットの呼称がメタルファイターである。メタルファイターの操縦には脳波コントロールが取り入れられており、操縦者の精神状態が機体性能を左右する。また自機がダメージを負えば操縦者にもダメージがフィードバックされる。つまり、並みはずれた精神力や体力の持ち主でないとメタルファイターは乗りこなせない。メタルファイターは関節のジョイントにある程度の互換性があるため、非常時には手足を交換することもできる。設定は「機動武闘伝Gガンダム」と類似するものの、操縦者の動きをトレースし操縦するモビルファイターに対し、こちらは脳波(イメージ)による操縦方法をとっている。そのため、操縦中(メタルファイト中)はコックピットの描写がほとんどなく、操縦者とロボットの一体感を見せることに成功している。後番組としてスーパーロボット マッハバロンのアニメ化が企画されており、当時のアニメディア等のアニメ誌でも文字情報のみで告知がされていたようである。しかしその後の情報が掲載、発信されることはなく企画は立ち消えした。放送当時こそネット局が少なかったものの、地方によっては再放送(というよりは本放送扱いとなる)も行われていた。
出典:wikipedia
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