『もてない男』(もてないおとこ)は、ちくま新書より1999年(平成11年)に刊行された比較文学者・小谷野敦の著書である。表紙の言葉は、もてないということは別に恥ずべきことではない。また、もてるということはただセックスができるということだと規定したものがあったが、私はこの定義を認めない。好きでもない女百人とセックスしても、もてるとは言えない、という立場に私は立っている。である。新曜社から1997年(平成9年)に刊行された論文集『男であることの困難――恋愛・日本・ジェンダー』に掲載されている同名のエッセイが元になっている。男女関係を「もてない男」の視点からとらえ直し10万部を超えるベストセラーとなった。と主張し、恋愛至上主義的な価値観を押し付ける言論人たちを批判した。と、恋愛を賛美する風潮から抜け出すことの困難さを述べ、最後を、と締めくくった。この問題は、『退屈論』(弘文堂、2002年)などの、小谷野の後の著作で追求される事になる。全体の構成は、「童貞論」「自慰論」「恋愛論」「嫉妬・孤独論」「愛人論」「強姦・誘惑論」「反恋愛論」の全七章構成である。それぞれの章の末尾に章ごとの主題に沿ったブックガイドが付いている。
出典:wikipedia
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