


東北大学病院(とうほくだいがくびょういん)は、宮城県仙台市青葉区に所在する総合病院であり、国立大学法人・東北大学に付属する大学病院である。日本の大学病院の中では最も長い190年を超える歴史を持ち、また、国立大学法人の大学病院において病床数が最も多い。2014年4月現在、心臓、肺、肝臓、膵臓、小腸の移植手術を全て実施している。1736年(元文元年)11月1日に設置された仙台藩藩校「明倫養賢堂」が、1760年(宝暦10年)7月から医学教育を開始していた。1817年(文化14年)に養賢堂から医学教育部門が分離・独立して「仙台藩医学校」が設置された際、同時に病院部門の「施薬所」も設置された。これが改称・改組を繰り返しながら現在の「東北大学病院」へと繋がっている(医学教育部門はのちの東北大学医学部・薬学部へと繋がる)。1996年(平成8年)、鍼灸を扱う漢方外来が国立大として初めて設置された。漢方薬自体は各科で以前から処方していたものの、漢方外来は明治以来の復活である。現在の「東北大学病院」の直前の前身は、東北大学の医学部・歯学部・加齢医学研究所の各附属病院であり、これらが大学直轄機関に統合・改組して設置された。医療法上の名称は2007年(平成19年)1月に東北大学医学部附属病院から東北大学病院へと改められた。2014年の患者数は、医科外来575,657名、歯科外来155,603名、医科入院379,536名、歯科入院10,982名である。外来患者は毎年増加傾向であるが、入院患者はベッド数に限りがあるのでほぼ横ばいとなっている。2008年(平成20年)度の入院患者の実人数は18,639人だった。うち、仙台市居住者は9,491人で全体の50.9%であり、約半数の入院患者は仙台市外から来ていた。また、宮城県居住者は16,386人で全体の87.9%、宮城県以外の居住者は2,253人で全体の12.1%であった。仙台市都心部西北の地にあり、正門は大学病院前交差点(西公園通と北四番丁との丁字路)に面し、旧県立宮城病院正門は木町通一丁目交差点(木町通りと北四番丁との十字路)の北西角にある。アクセスには、仙台市営バスの主要ターミナルの1つで、バス駐車場(仙台市交通局木町通駐車場)や案内所(交通局乗車券発売所)が併設されている「交通局東北大学病院前」バス停が、最も多くのバス系統を集散しており便利である。周辺の民間駐車場の相場は200円/時間程度。なお、仙台市電が運行していた時期には、大学病院前駅が最寄りの電停だった。当院の周辺には医療施設として、仙台厚生病院(病床383床)、精神病院の東北会病院(精神科病床222床)、透析ベッド55床を擁する宏人会木町病院、画像診断センターがある仙台星陵クリニックなどがあり、検査・診断・治療の外部委託も行われている。さらに、開業医による個人病院や調剤薬局も散在している。関連病院は、宮城県を中心に東日本に121ある。また、仙台市の火葬場は東北大学病院の北にある大願寺の北隣にあったが、1972年(昭和47年)に仙台市葛岡墓園に移転した。
出典:wikipedia
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