第8代総選挙(だい8だいそうせんきょ)は、大韓民国国会を構成する議員を選出するため1971年5月25日に投票が行なわれた第三共和国時代の韓国における選挙である。韓国では「第○回」ではなく「第○代」と選挙回数を数える。また名称も「総選挙」()ではなく、「総選」()と表記するのが一般的である。前回の第7代総選挙で圧勝した与党共和党は過半数こそは維持したものの、憲法改正を単独で実施するために必要な3分の2の議席を確保することが出来なかった。一方の野党新民党は、「珍山波動」で党内が混乱したまま挑んだにもかかわらず前回の倍近い躍進を果たした。この結果は、朴大統領の説得によって党副総裁に復帰した金鍾泌が、共和党が立法府を抑えるための過半数の議席は確保しつつ改憲に必要な3分の2にはあえて至らないように、共和党の選挙不正を牽制したとの指摘もなされたが、実際は3選改憲で大統領に就任した朴正熙に対する国民の批判が新民党に集まったことが最大の理由であるといえる。また地域別で見た場合では、ソウルと釜山で新民党が第一党に、共和党は京畿道や江原道、忠清北道・南道、全羅南道、慶尚北道で第一党になった。結果、都市部では新民党が優勢、共和党は農村地域で優勢になる「与村野都」現象が前回と同様に現れた。
出典:wikipedia
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