『観無量寿経疏』(かんむりょうじゅきょうしょ)は、中国の善導が撰述した『仏説観無量寿経』の注釈書である。本書は4巻から構成されるが各巻の首題が異なるため、『観無量寿経疏』・『観経疏』と呼ばれる。また、四帖に分けられている所から『観経四帖疏』(かんぎょうしじょうしょ)とも、略して『四帖疏』とも呼ばれる。それまでの浄土教の教学者の『仏説観無量寿経』の解釈を一新した書である。『観経疏』は、中国では広く流布することは無かった。しかし日本において、浄土宗の開祖法然がこの書に着目し、主著『選択本願念仏集』に「偏依善導」(偏に善導一師に依る)と記して、善導とその主著である『観経疏』を重用し、教学の根幹としている。そして浄土真宗の開祖とされる親鸞は、『教行信証』「行巻」の巻末にある『正信念仏偈』の中で「善導独明仏正意」(善導、独り仏の正意を明かす)と讃歎している。このように、日本の浄土思想形成に多大な影響を及ぼした。『観無量寿経疏』は、全4巻で構成されている。
出典:wikipedia
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