刑事の現場(けいじのげんば)シリーズは、NHK総合テレビジョン『土曜ドラマ』枠で放送されていた日本のテレビドラマ。主演は寺尾聰。報道取材が原案、番組宣伝にはナレーションが一切無いなど、異色の仕上がりとなった。名古屋放送局制作。第1シリーズは、2008年3月、4回にわたって放送され、翌年1月に再放送。第2シリーズは、『リミット -刑事の現場2-』(どようドラマ・リミット -けいじのげんば に-)と題し、2009年7月11日から8月8日まで、5回にわたって放送された。また、BSハイビジョンでは先行放送された。このドラマは、名古屋放送局が報道取材を基にして制作した。2005年以降、いわゆる「第1団塊世代(1945-50年生まれ)」の警察官が大量に退職することで、若手警察官主体となり、「警察力」が著しく低下することが全国で問題となっている。このため、各地で定年退職前のベテラン警察官が若手を指導する特別な取り組みが行われている。このドラマについても、そうした取り組みの取材が脚本のベースとなっており、当該取材対象となった引退警察官が実際に監修にあたった。2009年の再放送では、初回、『フルスイング』に倣って、本編に先立ち、ドラマ制作の背景として監修者の昔と今を映したミニドキュメンタリーが放送された。最終回では、ドラマ本編の後、刑事現場のドキュメンタリーが放送され、ナレーションはドラマで大島巡査を演じた苅谷俊介が担当した。当該放送の視聴率は9.5%を記録し、本放送の視聴率(7.8%)を1.7%も上回った。第2作は、フィクション性を高めたものの、根本部分は引き続き実話をもとにした。主人公が名古屋中央署に異動したという設定で、実際に名古屋の繁華街・栄でもロケが行われた。また、人情ドラマとしての要素を持っていた第1作と異なり、第2作は人間の心の暗部の描写に、物語の重点を置いている。総合テレビのみ、初回は15分繰り下げて放送。また第1シリーズの2008年3月8日と2009年1月3日は放送を休止。<刑事の現場>作:尾西兼一(1~2、4話)、三上幸四郎(3話) 演出:柳川強(1~2、4話)、土井祥平(3話)警察考証:都竹則一鑑識考証:田島幸和<リミット-刑事の現場2>作:遊川和彦演出:渡辺一貴(1~2、5話)、松浦善之助(3~4話)警察考証:都竹則一鑑識考証:田島幸和
出典:wikipedia
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