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ホンダ・ロードパル

ロードパル(roadpal)は、かつて本田技研工業が製造販売していたオートバイである。学科試験だけで運転免許が取得できる原動機付自転車で、さらなるユーザー層の獲得を狙って企画されたオートバイである。開発に当たっては、以下のコンセプトに配慮し設計された。1976年2月10日に標準現金価格59,800円で発売。極めて廉価かつギアチェンジの煩雑さからの解放やメンテナンス省力化などの扱いやすさから、1年間で25万台(輸出も含む)の売上を記録するヒット商品となった。テレビコマーシャルには国際的女優のソフィア・ローレンを起用。実際に運転させ女性のオートバイに対する抵抗感を払拭することに成功した功績も大きいと言われている。CM内でソフィア・ローレンが発したキャッチフレーズの「ラッタッタ」は、本バイクの通称ともなり、気軽に乗れる印象をさらに深めることにもつながった。その後は好評により改良が実施されたほか、派生車種としてレッグシールドを装着する「パルフレイ」、若年男性層向けとした「パルホリデー」「パルディン」などがラインナップされ、1983年まで生産された。最高出力2.2psの空冷単気筒2ストロークピストンリードバルブエンジンを搭載するが、以下に示す従来のオートバイと大きく異なる新機構が多数採用された。本車の爆発的ヒットは、ライバル会社との販売競争にも発展した。この3社の競争により、オートバイ生産は活況を呈し1976年には130万台、1977年には160万台、1978年には198万台とファミリーバイクを中心に順調な伸びを示した。しかし、ホンダ・ヤマハ間はさらに過激な値引き販売競争を激化。1970年代後半から1980年代初頭に掛け行われたHY戦争となり、パッソルがステップスルーのスクーターとしたことで、ホンダもタクトを発売する。その一方で本シリーズは標準現金価格から半額近い値引販売を実施。客寄せ的戦略が行われたが、性能向上とは異質な競争となったことから、末期には「安かろう悪かろう」的なイメージが持たれた。1983年に本シリーズは生産中止になったが、上述したライバル会社間の販売競争の結果、3社ともファミリーバイクの販売主力をステップスルースクーターに移行させたことから、事実上の後継車のひとつとしてタクトが挙げられる。より簡易な原動機付自転車の後継車という点では、1984年に製造販売が開始されたモペッドのピープルが挙げられる。しかし、引き続く価格競争の面でスクーターに対するメリットもなく、あくまでもエンジンは補助動力というコンセプト、さらには1986年の道路交通法改正により原付もヘルメット装着が義務付けられたために、売れ行き的にも芳しくなく製造が打ち切られた。

出典:wikipedia

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