カンブリア年代記(Annales Cambriae)はウェールズの歴史を綴った年代記。カンブリアと呼ばれた地域をラテン語で綴った年代記で、ダヴェズ(Dyfedd)のセント・デービッツ(St. David's)で集められた10世紀以前の原稿を基に書かれている。『カンブリア』と名づけられてはいるものの、この書はウェールズのみならず、コーンウォール、イングランド、スコットランド、場合によってはそれ以外の地域の年代も含められている。以下の4つが主要な資料として挙げられる。1. は『ヒストリア・ブリットヌム』の写本の中に無題名のまま収められており、オウェイン・アプ・ヒュウェルの系譜の前にいきなり現れている。この年代記には表立った名前はついていないが、445年から977年までのものと思われ、最後の記事が954年で終わっている。このことからこの原稿は10世紀後半のものであると思われている。2. は南ウェールズのニース(Nearth)にあるシトー会の修道院で書かれ、13世紀のものと思われる。題名は『Annales ab orbe condito adusque A.D. 1286.』となっている。3. はセント・デービッツで書かれた本の一部にあり、題名を『Annales ab orbe condito adusque A.D. 1288』という。13世紀のものと思われる。4. と 5. は南西ウェールズ、ウィットランドのシトー会修道院で書かれ、13世紀後半のものと思われる。4.は紀元前1132年から1285年までを書いた『Cronica ante aduentum Domini』、5.は1190年から1266年までを書いた『Cronica de Wallia』に含まれている
出典:wikipedia
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