五百円紙幣(ごひゃくえん しへい)は、日本銀行券のひとつ。B券とC券の2種類があり、肖像はどちらも岩倉具視。1994年(平成6年)に支払いが停止され、以後は1982年(昭和57年)に登場した五百円硬貨がその替わりを担っている。それでも五百円紙幣の日本国内での潜在的市場残存数は2007年の時点で約2億2千万枚で、現行紙幣のD二千円券の流通数約1億5千万枚よりも多かった。1946年(昭和21年)2月にインフレ抑制を目的とした新円切替が断行され、新たにA号券が発行された。しかしその後もインフレは収まらず、また極めて短期間のうちに準備・制作・印刷されたA号券は粗製で偽造が横行したため、1950年(昭和25年)には最初のB号券として千円券が発行された。その翌年に千円券と百円券の間を埋めるべくB五百円券が発行された。野菊と「500」の透かしが入っているが、B百円券と同様確認しにくい。裏面の富士山の原画は山梨県大月市の雁ヶ腹摺山山頂から撮影された写真。表面の岩倉具視、裏面の富士山、ともに原画像はB号券と同じものを使っているため、全体的なデザインはよく似ているが、印刷はより精緻になっている。透かしは桜花と波線で、その部分には印刷がされていないためこれを容易に確認できる。1982年(昭和57年)に五百円硬貨が発行された後も1985年(昭和60年)までC五百円券の製造は続けられ、1994年(平成6年)まで日本銀行から払い出しされていた。
出典:wikipedia
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