『月と炎の戦記』(つきとほのおのせんき)は、森岡浩之によって執筆されたライトノベル。続編となる『月と闇の戦記』(つきとやみのせんき)と併せて説明する。1999年7月に角川スニーカーブックスより刊行された日本神話を題材とするファンタジー小説。当初は予定の無かった続編『月と闇の戦記』が『ザ・スニーカー』で連載が開始されるのに伴い文庫化された。イラストは小菅久美。天照大御神が天の岩戸に隠れ、高天原と葦原中国が闇に閉ざされてから約1年。神々が対策を講じている間に地上では魑魅魍魎が跋扈(ばっこ)するようになった。スクネの里に住む狩人の少女カエデは、タカナの淵で暴れまわる蛟を退治しに行く道中で熊に襲われてしまう。助けを求めるカエデの罵声を聞きつけてやってきたツクヨミと、その騎獣ツユネブリによって助けられ窮地(きゅうち)を脱するのだが、妖との戦いの最中に復活したカグツチの手にかかりツクヨミは死んでしまうのだった……。『ザ・スニーカー』誌上で2001年2月号から2003年8月号まで連載されたファンタジー小説。著者の森岡にとっては初となる現代を舞台にした長編である。『月と炎の戦記』の続編となる作品で「ネオジャポネスク伝奇アクション」と銘打たれている。角川スニーカー文庫より全3巻で文庫化されている。イラストは草河遊也。また、ドラマCD化もされている。ある満月の夜、小学校の行事でキャンプに来ていた少年は夜道で妖怪に襲われてしまうが、巨大な白い兎に乗った奇妙な出で立ちの青年と少女によって助けられる。それから約20年後、その日暮らしの貧乏退魔師・菊名隆生は久しぶりに舞い込んだ仕事の依頼で赴いた洋館グリーン・ハイツで見覚えのある兄妹と白兎に出会った……。滋也の機転で窮地を脱したものの、そこに楓が中学生の少女・村西結宇を連れて来た。謎の男たちに追われている結宇を助けるため、隆生はなぜか静岡県・幹芽山の岩御座神社に埋蔵金を発掘しに行くことになる……。楓の神おろしの儀により巨大化したツユネブリに乗って、イフカの特務社員たちと戦う滋也の背後には満月が輝いていた。その光景を見て隆生はある記憶を思い出す。一方、法印美和はその恐るべき計画を遂に実行に移そうとしていた……。
出典:wikipedia
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