ジョイフルトレイン (Joyful Train) とは、主にJRグループが団体専用列車や臨時列車(イベント列車・行楽輸送列車・観光列車など)などに使用するために保有している鉄道車両、あるいは列車そのもののことである。1983年(昭和58年)に、日本国有鉄道東京南鉄道管理局が製作した欧風列車「サロンエクスプレス東京」がそのはじまりとされ、それ以前に製作された同種の車両をも総称するようになった。主に団体専用列車用に使用される、外観や内装が一般の車両とは大きく異なる車両で編成されたものを指す。内装としては以下の特徴がある。和式車両やサロン車両の多くはグリーン車扱いとなっている。東日本旅客鉄道(JR東日本)ではもう少し広く定義しており、外観や内装が他の一般車両と大きく異なる車両であれば、団体専用列車用でなくてもジョイフルトレインと呼称している。バブル崩壊以降、小人数での旅行やバスでの旅行が主流となった現在では団体専用列車を使う機会は減り、JR各社では大人数に対応したお座敷列車や欧風列車といったジョイフルトレインは減少傾向にある。その先駆けとなったのは九州旅客鉄道(JR九州)で、国鉄末期から1990年代までに気動車や客車など数多く存在していたが、特急列車のグレードアップや運転方法の改善に伴い、1994年6月をもって、一部をのぞくすべての団体用ジョイフルトレインが廃止となった。このうち1993年8月に登場したキハ58系「しらぬい」は登場から1年も経たずに廃止されている。2000年代に入るとJR東日本では客車の老朽化や機関車の付け替えにかかる手間を省くため、余剰となった485系を改造した電車型ジョイフルトレインや国鉄キハ40系気動車 (2代)を改造した気動車型ジョイフルトレインが登場し、客車編成に代わって運用されている。客車ジョイフルトレインが相次いで廃止される中、最後まで残っていた「ゆとり」が2008年3月に廃止されたことで、JR東日本から客車編成が消滅した。JR西日本においては一部の編成が室内・外観塗装をリニューアルされた上で引き続き運用されていたが、やはり車両の老朽化や利用者の減少により、近年では相次いで廃止されている。1988年に登場したキハ183系気動車5000番台の3両編成。キハ183-5001・5002、キハ182-5001 で構成。苗穂運転所に所属。1989年に登場したキハ183系気動車5100番台の4両編成。キハ183-5101・5102、キハ182-5101、キサロハ182-5101 で構成。苗穂運転所に所属。1992年に「アルファコンチネンタルエクスプレス」の置換え用として登場したキハ183系気動車5200番台の5両編成。キハ183-5201・5202、キハ182-5201・5251、キサハ182-5201で構成しており、苗穂運転所に所属。1999年に登場した札幌運転所に所属するキハ183系気動車6000番台の3両編成(キハ183-6001・6101、キハ182-6001)であるJR東日本が「ジョイフルトレイン」と呼称する車両について記載するため、団体専用列車用以外にも一般の臨時列車に充てられる特殊な外観や内装の車両を含む。基本的には全国のJRの電化区間なら走行できるが、信号などの制約がある一部路線(津軽海峡線など)は自走できない。81系和式客車「ふれあい」置換え用として、1991年3月に余剰グリーン車の改造により登場した和式のジョイフルトレインである。水戸支社の勝田車両センターに所属している。デビュー当初の内装は欧風仕様だったが、首都圏の和式列車の需要が高まり1998年10月に先頭車のラウンジおよびイベントカーをのぞき畳敷に改装された。専用電源車(マニ50形・水郡線営業所所属)を連結のうえで、ディーゼル機関車牽引による非電化区間への入線も可能である。1994年6月に東急車輛製造で改造された和式のジョイフルトレインで、高崎支社が保有し、高崎車両センターに所属している。485系電車を改造した6両編成で、クロ485-1、クロ484-3、モロ485-2・3、モロ484-4・5で構成されている。1号車は「いこい」、2号車は「ろばた」、3号車は「はなやぎ」、4号車は「にぎわい」、5号車は「ほほえみ」、6号車「へいあん」の愛称が付けられている。485系初の和式電車で車内は掘ごたつであるがモロ484形はフラット式の座敷になっている。主に首都圏を中心に団体列車として運用されており、横軽対策が施されている。12系和式客車「なごやか」の老朽置換え用として、1997年4月に土崎工場で改造された和式のジョイフルトレインで、高崎支社が保有し、高崎車両センターに所属している。485系電車を改造した6両編成で、クロ485-2、クロ484-4、モロ485-4・5、モロ484-6・7 で構成されている。室内は全車掘ごたつ式になっている。団体列車で運用されることが多いが、臨時列車の運用も多い。2001年10月に登場したカーペット車のジョイフルトレインで、新潟支社が保有し、新潟車両センターに所属している。485系電車の3両編成で、クモハ485-701・モハ484-701・クハ484-701 によって構成されている。1990年8月に新津車両所(現在の総合車両製作所新津事業所)でサロ189形の改造により登場した「シルフィード」が経年変化で普通車格下げした後、キハ58系カーペット車の置換え用に再改造した車両である。非電化区間でもディーゼル機関車の牽引で走行できるよう、クハ484形に電源用ディーゼル発電機を搭載している。「シルフィード」時代には同色のDE10 1701(現在は廃車)が非電化区間を牽引していた。NO.DO.KAへの改造後もしばらく旧色のまま牽引実績がある。2001年11月に土崎工場で改造された座席車のジョイフルトレインで、新潟支社が保有、新潟車両センターに所属している。485系を改造した4両編成で、クハ485-701・モハ484-702・モハ485-702・クハ485-702で構成。落成当初より転落防止用外幌を備えている。新潟駅 - 酒田駅・象潟駅・羽後本荘駅間で金曜・土曜・休日を中心に運行される快速列車「きらきらうえつ」で運用される。また時に団体臨時列車としても使用されることもある。長野支社が保有し、長野総合車両センターに所属している座席車のジョイフルトレイン。老朽化した14系客車改造の和式客車「浪漫」の後継車両として485系電車6両編成1本を改造し、2006年12月に登場した。内装は1・6号車が座席車、2・3・5号車が簡易コンパートメント車、4号車がイベントカーで、車内構成が東海旅客鉄道(JR東海)の欧風列車「ユーロライナー」に類似する。クロ481-1503(1号車:紫)・モロ484-1024(2号車:黄)・モロ485-1024(3号車:ピンク)・モロ484-1007(4号車:水色)・モロ485-1007(5号車:紫)・クロ481-1502(6号車:ピンク)で構成された6両編成で、種車は新潟車両センターに配置され快速「くびき野」で運用されていたT21・22編成である。改造時に余剰となったクハ481-333・1507は廃車された。狭小トンネル区間である中央本線・篠ノ井線への入線対策として、改造時に運転台上のヘッドライトの撤去、静電アンテナの移設が行われた。パンタグラフもシングルアーム式のPS32形に変更された。ヘッドマーク掲出部は市販の40インチ液晶テレビをそのまま使用し、表示情報はDVDやCD-Rで読取る仕組みとなっている。2007年1月21日より営業運転を開始した。2015年7月1日付で直流固定化されたのに伴い、車両番号は元番号+4000された。客車や貨車が主に配置されている尾久車両センターで、唯一の「電車」である。2007年にE655系電車が製造された。「特別車両」を抜いた「ハイグレード車両」のみの5両編成で団体列車など一般の乗客も利用できるように設計されている。発電用のディーゼルエンジンを装備しており、非電化区間にも機関車牽引で乗り入れが可能であるが、2011年1月現在、営業運転での非電化区間乗り入れ実績はない。1999年に登場したお座敷電車「やまなみ」のうち中間の2両と、2001年に登場したお座敷電車「せせらぎ」の全4両を2011年に再改造した座席車のジョイフルトレインである。グリーン車から普通車に格下げされたため形式はロからハへと変更されているが、車内は座席が1+2の3列となっておりグリーン車並みの設備となっている。485系電車の6両編成でテーマは「癒しと郷愁」で、編成は上野方からクハ484-703・モハ484-703・モハ485-703・モハ484-704・モハ485-704・クハ485-703。群馬デスティネーションキャンペーンに合わせ、2011年夏から吾妻線を中心とした高崎支社エリアを中心に運用される。高崎車両センターに所属している。1999年に登場したお座敷電車「やまなみ」のうち先頭の2両と、特急「つがる」等で運用されていた中間車2両の全4両を2012年に再改造した座席車のジョイフルトレインである。485系電車の4両編成で「東北地方の歴史と自然」と2011年に世界遺産に登録されたばかりの「平泉」への期待をデザインし、「落ち着き」「重厚感の中にあるさりげない煌きらびやかさ」をテーマとしている。編成は上野方からクハ485-704・モハ485-3014・モハ484-3014・クハ484-704。いわてデスティネーションキャンペーンに合わせて2012年4月に登場し、東北本線を中心とした岩手県エリアを中心に運行される。いわてDC期間中は、「平泉世界遺産号」(盛岡 - 一ノ関間)と「世界遺産リレー号」(一ノ関 - 水沢間)の他、桜の季節に合わせて「展勝地さくら号」(一ノ関 - 北上間)などで運行されている。2014年に登場した仙台支社山形車両センター所属の新幹線車両初のジョイフルトレインである。新幹線E3系電車を改造した6両編成でE321-701・E326-701・E329-701・E328-701・E325-701・E322-701で構成されている。2015年に登場した仙台支社仙台車両センター所属のジョイフルトレインである。719系電車を改造した2両編成で、クモハ719-701、クシ719-701で構成されている。2016年4月29日登場の新潟支社新潟車両センター所属の新幹線車両のジョイフルトレインである。新幹線E3系電車を改造した6両編成でE321-702、E326-702、E329-702、E328-702、E325-702、E322-702で構成されている。2016年7月16日登場の横浜支社国府津車両センター所属のジョイフルトレインである。651系1000番台を改造した4両編成で、クロ650-1007、モハ650-1007、モロ651-1007、クロ651-1101で構成されている。1988年に登場したキハ58系気動車を改造した3両編成。キハ58 650・1505・キハ28 2010で構成されている。盛岡支社が保有、盛岡車両センターに所属している。キハ58 1505以外の2両はかつて新潟支社に配備されていた「サロンエクスプレス アルカディア」である。同車両は1988年3月30日、越後中里駅 - 岩原スキー場前駅間で火災事故を起こし、被災した2両のうちキロ59 508が全焼してしまい除籍になっていた。焼失を免れた2両はその後盛岡支社に転属。1992年に再改造を受け、同時にキハ58 1505を新たに改造して3両編成のジョイフルトレインとして復活した。形式・番号は「アルカディア」改造前のものに戻された。愛称名は詩人・宮沢賢治の名を取ったもの。外観塗装は白をベースに明るい青色のいでたちであったが、2005年4月に「義経北行伝説号」の運転開始を機にグリーンを基調に金帯を配した外観に変更された後、2014年にグリーンからブルーへ塗装変更を行った。団体臨時列車に使用されるほか、近年では盛岡支社内で「さんりくとれいん○○」など臨時快速列車にも使用されている。現在、JR全社において、営業運転がなされている唯一のキハ58系である。キハ40・48形気動車を改造した車両で、2002年から登場した気動車である。青池編成は2010年から、橅編成は2016年からHB-E300系に変更されている。旧リゾートしらかみ「青池」編成のキハ48 533・キハ48 540で構成。塗装と内装はリゾートしらかみ時代のままで、2011年2月6日から団体臨時列車で再デビューした。2000年に登場したキハ48形気動車を改造したトロッコ列車。キハ48 547・1541で構成。2002年に登場したキハ48形気動車を改造した車両。キハ48 555・1549で構成されている。「き・ら・き・らみちのく」改造の「リゾートうみねこ」登場後は、臨時快速「まさかり」として青い森鉄道線・大湊線を経由し八戸〜大湊間を運行している。2008年に登場したキハ48形気動車を改造した車両。キハ48 546・549・550で構成されている。現在、仙台駅 - 小牛田駅 - 新庄駅間の臨時快速列車「リゾートみのり」として運転されている。2014年に登場したキハ48形気動車を改造した車両。キハ48-558・1542とキハ40-552で構成されている。「越乃Shu*Kura」として上越妙高駅 - 十日町駅間(上越線・飯山線経由)で運転を開始した。2010年10月2日から登場したHB-E300系気動車による新規製造車両。HB-E301-2 - HB-E302-2で構成されている。2010年12月4日から登場したHB-E300系気動車による新規製造車両。HB-E301-3・4 - HB-E302-3・4で構成されている。2011年に登場のキハ48形気動車「き・ら・き・ら みちのく」を改造した車両。キハ48 1505・1506・1534で構成されている。八戸線を中心に臨時列車「リゾートうみねこ」として運行され、繁忙期は三陸鉄道北リアス線の宮古駅まで直通運転されている。2012年に登場のJR東日本キハ100系気動車を改造した車両。キハ100-1・3で構成されている。大船渡線の臨時列車「ポケモントレイン気仙沼号」を中心に運行されている。2013年に登場のキハ110系気動車を改造した車両。全車とも、下記の様に車番が700番台に改番されている。八戸線を中心に団体専用列車として運行されている。2014年に登場したキハ141系気動車を改造した4両編成。キハ142-701・キサハ144-702・キサハ144-701・キハ143-701で構成されている。盛岡支社が保有、盛岡車両センターに所属している。1973年5月より40年間岩手県営交通公園(県営運動公園内の南側)に保存された後、2014年に現役復帰を果たしたC58 239が牽引する釜石線花巻駅 - 釜石駅間(当時)の快速列車「SL銀河」の専用列車として登場。元々は50系客車(オハフ51形)を改造して製作されたキハ141系を、再び客車として使用している。しかし、C58 239単機では釜石線の上り急勾配区間での走行が困難であることから、札沼線電化に伴い余剰となったキハ141系のうち4両(キハ142-201・キハ143-155・キサハ144-101・キサハ144-103)をJR北海道から購入し、動力装置を残したまま改造して使用することとした。外装は「銀河鉄道の夜」をイメージしており、4両ごとに半分ずつ、それぞれ異なる濃度の色合いを用いたグラデーションになっている。これは「夜が明け、朝へと変わりゆく空」を表現したものであり、花巻寄りの1号車の先端が明るい青色で、釜石寄りに進むにつれて色調が濃くなり、4号車の先端が濃紺色になっている。また、それぞれ星座や動物をシンボル化しているが、シンボル化された星座は真鍮による別貼り式となっており、「SL銀河」のロゴも含めて立体感を演出している。2015年に登場したキハ110系200番台気動車を改造した車両。元北上線特急「秋田リレー」用300番台のキハ110-235(313), 236(314)で構成されている。しなの鉄道北しなの線・飯山線を中心に臨時快速列車「おいこっと」として運行されている。新潟支社新潟車両センターに所属する客車のジョイフルトレインである。12系客車を改造した7両編成で、スハフ12 101・オハ12 313・オハ12 314・オハ12 1701・オハ12 316・オハ12 315・スロフ(元スハフ)12 102で構成されている。1969年10月12日より31年間新津第一小学校に保存された後、1999年に現役復帰を果たしたC57 180が牽引する磐越西線新津駅 - 会津若松駅間(当時)の快速列車「SLばんえつ物語号(現在のSLばんえつ物語)」の専用編成として、6両編成で登場。改番はされていない。2000年12月よりイベント車を兼ねたハイデッカー形展望車1両(オハ12 1701)を増結したのを機に、運転区間を新潟駅 - 会津若松駅間に変更している。2007年4月からは塗装を「オリエント急行」をイメージした青系に変更し座席を交換、車内販売スペースを5号車に移設(5号車の定員は36名減)といったリニューアルを行った。なお、機関車を含めて、高崎線・上越線(上野駅 - 水上駅間)の快速「ELSLみなかみ物語号」や、信越本線(長岡駅 - 直江津駅間)の快速「SLえちご日本海号」、白新線・羽越本線(新潟駅 - 村上駅)の快速「SL村上ひな街道号」などで使用されることもある。2013年には、スハフ12 102がスロフ12 102に改造された。また、2014年にはスハフ12 101がフリースペース車に改造され、塗装も全車スロフ12 102と同様の黒と茶褐色の塗装に変更した。2005年に登場したキハ47形気動車を改造した2両編成で、キハ47 7001・7002 で組成されている。2007年に登場したキハ47形気動車改造の2両編成。キハ47 7003・7004 で組成されている。2015年に登場したキハ40形改造の1両編成。キハ40 2007 で組成されている。2015年に登場したキハ48形気動車改造の2両編成。キハ48 4とキハ48 1004 で組成されている。2015年に登場したキハ40形気動車改造の1両編成。キハ40 2027で組成されている。2016年に登場したキハ47形気動車改造の2利用編成。キハ47 47とキハ47 1036 で組成されている。2016年に登場した213系電車を改造した2両編成で、クモロ213 7004とクロ212 7004で組成されている。1983年に登場した14系客車改造の欧風列車の7両編成。「サロンエクスプレス東京」に続いて登場した。スロフ14 703・704、オロ14 706 - 710 で組成されている。近畿統括本部の大阪支社が保有し、網干総合車両所宮原支所に所属している。初期の塗装は濃緑のベースに金帯の塗装だったが、1994年春にリニューアル工事を受け、緑のベースに黄帯の「トワイライトエクスプレス」に似た塗装になっている。防弾仕様などを備えたVIP車両に整備されており、お召し列車として運転された実績も多い。一部の車両を外した5両・6両で運転されることもある。JR西日本となって初めて登場したジョイフルトレインで、近畿統括本部の大阪支社が保有し網干総合車両所宮原支所に所属している。余部鉄橋事故で全車廃車となった7両編成の14系800番台和風列車「みやび」(1986年4月登場→同年12月28日事故廃車)の代替車両として1987年に登場したジョイフルトレインである。12系客車と14系客車改造の7両編成で、マロフ12 851・852、マロ12 851 - 854、オロ14 851で組成されている。車体は灰色をバックに扇形が描かれている。1996年 - 1997年にかけて、リニューアルを行い、客室内では、トイレの増設、更新。展望室のデフロスタ取り付け、展望室およびラウンジへのカーテン新設が行われた。外観はベース色のシックグレーがウォームグレーになり、雨樋の一体化が行われている。21世紀に入ってからは運用が減り、2016年7月6日、展望車であるマロフ12 851とマロフ12 852が吹田総合車両所に回送された。廃車のためとみられる。1998年に登場し、米子支社が保有し、後藤総合車両所に所属している。12系改造の2両編成。スハフ12 801、スハフ13 801で組成されている。木次線で運転される臨時列車「奥出雲おろち号」で運用されているほか、団体専用列車として広島駅まで入線したことがある。スハフ13 801には運転台が設置されており、この運転台から牽引機のDE15形を制御できる(プッシュプル方式)ため、客車列車ではあるが機回しは不要である。スハフ13 801はトロッコ風車両に改造されている。専用機関車にはDE15 1558が塗色変更され運用されている。この機関車は冬期にはラッセルヘッドを取り付け除雪作業を行うこともある。1988年に登場した12系改造の5両編成。「レトロ客車」と称する。オハフ13 701「展望車風客車」、オハ12 701「欧風客車」、オハ12 702「昭和風客車」、スハフ12 702「明治風客車」、オハ12 703「大正風客車」で組成されている。広島支社が保有し、山口鉄道部に所属している。山口線で運転される快速列車「SLやまぐち号」専用の客車。各車両とも内装が異なる。SL列車のほか団体列車や臨時列車としても使用されたことがある。2017年9月に旧型客車を復刻した新造客車に置き換えられる予定である。1999年8月に登場したキハ185系気動車キロハ186改造の2両。キロ186-4・8 で構成されている。2両とも中間車で運転台・トイレがないため、キハ185形2両(主に11・12)と組んで運用される。老朽化により廃車となった50系客車改造の「アイランドエクスプレス四国」の後継車。列車定員は60名。車内は先代からの発生品の360度回転リクライニングシートが1+2配列で1280mmのシートピッチがあり、AV機器なども設置されている。団体専用列車で運転されている。2001年に土讃線の高知駅 - 土佐山田駅間をC56 160牽引による臨時列車「SL土佐龍馬号」として運転された。その際はマイテ49 2が連結された。2011年6月に登場したキハ32形改造の車両で、キハ32 4で構成されている。フィギュアメーカーの株式会社海洋堂が高知県四万十町で運営しているミュージアム『海洋堂ホビー館四万十』とコラボレーションしたもので、外観・内装ともにテーマに沿ったデザインがされている。運行区間は、予土線の窪川駅 - 宇和島駅間と江川崎駅 - 宇和島駅間のそれぞれ1往復。当初は2011年4月29日運行開始予定であったものが延期となり、同年7月9日からの営業運転開始となった。登場当初の外観は赤をベースに恐竜や動物の画像を貼り付けたものとなっていた。2013年、SFをコンセプトに橙と紺をベースとした2代目デザインにリニューアルされた。外観はタイムマシンと太古をイメージした恐竜や未来をイメージした宇宙を描き、時空を超えた旅を表現している。車内内装は恐竜デザインで統一し、さらに一部の座席を撤去したうえで四万十ひのきを使用した展示スペースを設け、約500体にも及ぶ大小さまざまなフィギュアを展示している。2016年、同年に予土線沿線地域で「2016奥四万十博」と「えひめいやしの南予博2016」が開催されるのに合わせて3代目デザインにリニューアルされた。コンセプトは四万十川に住む「かっぱの世界」で、列車名も「海洋堂ホビートレイン『かっぱうようよ号』」となる。外観は清流を泳ぐかっぱのラッピングとなり、車内に「かっぱうようよジオラマ」やカッパ造型大賞作品などを展示しているほか、座席に土佐弁を喋る「かっぱの親子」の人形を設置し、一緒に記念写真が撮れるようするなど「かっぱと一緒に楽しめる空間」としている。1984年に国鉄初のトロッコ列車「清流しまんと号」用車両として登場したトラ45000形貨車(トラ152462)改造車をリニューアルし、「しまんトロッコ」と改め2013年10月に登場した。トロッコ車両は動力を持たないため、「清流しまんと号」では一般車両と連結していたが、「しまんトロッコ」では専用車両としてキハ54(キハ54 4)が専用塗装を纏っている。予土線の窪川駅 - 宇和島駅間の一往復を臨時運転するが、2013年までの運転時は定期普通列車を置き換える形で運転されていた。トロッコ車両乗車可能区間は、ダイヤ改正の際に変更になることがあったが、2013年は土佐大正駅→江川崎駅間(1号)と十川駅→土佐大正駅間(2号)だった。2014年からの運転では、全席指定の臨時快速列車となり、トロッコ車両に乗車できるのは、窪川駅→江川崎駅間(1号)と宇和島駅→十川駅間(2号)となっている。2015年の運転では、途中停車駅は松丸、江川崎、土佐大正のみ、トロッコ車両乗車可能区間は、窪川駅→江川崎駅間(1号)と宇和島駅→土佐大正駅間(2号)となっている。2014年3月15日に運行開始したキハ32形(キハ32 3)の改造車である。予土線の全線開通40周年と宇和島駅 - 近永駅間の開通100周年を記念して製作された。外観は0系新幹線を模したものとなっている。車内は0系新幹線登場時の転換シートを2席配置したほか、一部の座席を撤去し、鉄道模型の展示スペースを設けている。運行区間は、予土線の窪川駅 - 宇和島駅間(下り2本・上り1本)、江川崎駅 - 窪川駅間と宇和島駅 - 江川崎駅間(それぞれ上り1本)。土休日は宇和島駅 - 近永駅も1往復する。2014年2月にJR四国が「鉄道ホビートレイン」を同年3月15日から運行を開始することに伴い、それまでに運行していた「しまんトロッコ」と「海洋堂ホビートレイン」を合わせて観光列車のユニットとして「予土線3兄弟」と名付けた。長男を「しまんトロッコ」、次男を「海洋堂ホビートレイン」、三男を「鉄道ホビートレイン」とし、同時にロゴマークを発表した。通称は「YODO LINE BROTHERS」である。2015年3月7日にはデビュー1周年記念として、宇和島運転区機関庫前に予土線3兄弟を展示した。また予土線3兄弟を連結したイベント列車を2014年10月には「なかよし3兄弟 はじめての遠足号」として、2015年10月には「予土線3兄弟 2015秋の遠足号」として運転した。松山駅 - 伊予大洲駅・八幡浜駅間を愛ある伊予灘線伊予長浜駅経由で結ぶ観光列車として2014年7月26日より運行されており、JR四国では初めて車内で本格的な食事や観光案内サービスを提供する。種車は徳島運転所のキハ47で、みかんと夕日をイメージした黄金色、茜色に塗装が変更されているほか、山側の席を一段高くしてどの席からも海が見えるように改造されている。1994年7月以降は団体用のジョイフルトレインは無いが、観光列車用としては以下の車両が存在する。なお、2014年8月に、九州旅客鉄道(JR九州)が或る列車をモチーフとした列車を走らせる計画を発表。2015年2月に、列車名を『JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」」にすると発表した。キハ47を改造した2両編成で、世界的に著名な鉄道模型愛好家の原信太郎が製作した模型をベースに、原の次男で原鉄道模型博物館副館長である原健人の監修のもと、水戸岡鋭治がデザイン・設計をする。東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフ・成澤由浩が監修したレシピによる、地元の食材を使用したスイーツを楽しむ「D&S列車」として、2015年夏に別府 - 日田間で運行を開始。同年秋以降は佐世保 - 長崎間を走らせる予定としている。旧型客車を改造したジョイフルトレインである。1960年、盛岡鉄道管理局でスハシ29形を改造して登場したスハ88形が国鉄和式客車の嚆矢である。翌1961年にはオハ61形を改造したオハフ80形0番台が増備された。この2両は主に定期列車に増結されて運用されたが、1969年には名古屋鉄道管理局に6両編成の和式客車オハ80・オハフ80形2000番台がオハ35形・オハフ33形を改造して誕生した。1970年には長野鉄道管理局に6両編成1本が増備された。1972年にはスロ81系の登場によりグリーン車に形式変更が行われたが、車両構造上振動が激しく、冷房取付も不可能であったことからこれら形式は1974年から1975年にかけて全車廃車された。一方、1972年には金沢鉄道管理局にスロ62・スロフ62形を改造種車とした初の冷房付和式客車スロ81・スロフ81形6両編成が登場した。以後1980年までに7編成42両が登場し、金沢・静岡・門司・長野・名古屋・大阪・東京南の各鉄道管理局に1編成が配備された。これらは大多数が国鉄分割民営化までに、12系または14系客車改造車に置換えられて廃車となった。最後まで残った東京南鉄道管理局所属のスロ81-2125 - 2128・スロフ81-2113・2114編成(いわゆる「シナ座」)は、「江戸」の投入により1986年に水戸鉄道管理局→JR東日本水戸支社に転属。「ふれあい」と名を変えて、晩年は茶色に緑帯に塗装変更されて活躍するも老朽化著しく、1990年に廃車となってスロ81系客車は形式消滅した。これらのほか、形式称号の変更を伴わずに和式に改造されたものとして、金沢鉄道管理局で改造されたオハフ61-436(1970年改造、半室和式)とスロフ53-2025(1971年改造、全室和式)がある。これらの車両は、七尾線・能登線で1970 - 1973年に蒸気機関車牽引で運行された臨時急行「ふるさと列車おくのと」に使用された。これらの車両にはカウンターと簡単な供食設備がついており、郷土料理などが提供されていた。旧型客車を改造したジョイフルトレインである。1969年、団体旅行客の夜行輸送サービスを目的として宮原客車区所属のスハ43・スハフ42・オハ46各3両を高砂工場にて改造した。寝台の形態としては開放型A寝台を簡易にしたもので、ボックスシート2つ(8席分)を1組として座面を引き出して下段の寝台(1ボックスあたり2人使用)とし、上段は1ボックスあたり一人分のステンレス製フレームによるハンモック式の寝台を背ずり枠の上に設置した。座席間隔が1470mmと通常の寝台と比較して狭くそのままでは体を伸ばせないことから1組のボックス間の背もたれ下部は素通しとし、寝台使用時には1組内の隣接するボックスで足を交互に突き出して使用することとなる。なお、隣の組のボックスとの間の背もたれ下部は板張りで仕切られていた。14系客車を改造したジョイフルトレインである。1986年に登場し、14系初の和式客車の7両編成であった。老朽化したスロ81系客車の置換え用として1986年2月から4月にかけて国鉄鷹取工場で改造された。オロフ14 801・802、オロ14 801 - 805で構成されていた。オロ14 803は、車内に日本庭園を設けたサロンカーとなっていた。しかし、1986年12月28日に余部鉄橋から強風にあおられて転落、1987年2月10日付で事故廃車となり、JRに引継がれることはなかった。1973年4月に登場した初の和式気動車。登場時はキハ27形気動車改造の3両編成(キロ29 1 - 3 で構成)のみで塗装も国鉄気動車急行色にグリーン帯を配した外観だった。1984年4月に新たにキハ56形気動車改造の2両(キロ59 1・2)が追加されるとともに、外観もVパターンに塗分けた塗装になり「くつろぎ」という愛称名も付けられた。1987年4月に2度目の塗装変更を行い、道内の団体臨時列車や晩年は函館駅 - 札幌駅間の快速「ミッドナイト」のカーペットカーの代役として1998年の引退まで20年以上の長きにわたり活躍した。その代役として、1998年に登場したキハ400形気動車500番台の3両編成(キハ400 501 - 503)が誕生したが、キハ400-502,503は2015年3月に廃車となり、5月中〜下旬に苗穂工場で解体された。通称「アルコン」。1985年に登場したキハ56形・キロ26形気動車改造の4両編成。キハ59 1・2・101、キハ29 1 で構成されていた。1995年に廃車された。1986年に登場したキハ82系気動車改造の4両編成で、キハ84 1・キハ80 501・キハ83 1・キハ84 2 で構成されていた。それぞれ種車は、キハ80 164・キハ82 110・キハ82 109・キハ80 165 であった。通称「フラノ」。翌1987年に全日空とタイアップとして「ANAビックスニーカー号」としても運転され、この年にはジョイフルトレインとして2度目のブルーリボン賞を受賞した。本編成専用のキハ183系気動車改造車を増結していたこともあった。1998年には「ラストラン・フラノ」を最後に引退した。引退後、長らく保留車となっていたが2004年に廃車された。1987年に登場したキハ82系気動車改造の5両編成で、キハ84 101・キハ83 102・キシ80 501・キハ83 101・キハ84 102で構成されていた。それぞれ種車は、キハ80 160・キハ82 80・キシ80 29・キハ82 86・キハ80 166 であった。通称「トマサホ」。1988年にキハ83 102、キシ80 501 を挿入し5両編成となった(登場時は3両編成であった)。1999年にその2両を脱車し再び3両編成とし「マウントレイク大沼」用として塗装を変更した。2002年には引退を前に再び登場時の塗装へ戻された。食堂車であるキシ80 501が苗穂運転所に保留車として在籍していたが、2007年6月6日付で廃車された。1986年に登場した165系電車改造の6両編成。クモロ165-1・2、クロ165-1・2、モロ164-801・802で構成されていた。旧千葉鉄道管理局、のちに千葉支社が保有していた。初の和式電車であった。各車両ごとに千葉県に咲く花の愛称名が付けられており、1号車から「すみれ」(クロ165-1)、「あやめ」(モロ164-801)、「きんせんか」(クモロ165-1)、「すいせん」(クロ165-2)、「あじさい」(モロ165-802)、「ゆり」(クモロ165-2)で構成していた。6両編成が基本であるが、3両単位での分割運用も可能である。しかし実際は6両編成での運用がほとんどであった。外観は房総半島をイメージした塗装が施され、また登場当初の前面は原形ライト(通称「デカ目」「出目金」)を保っていたが後に前面強化工事によりシールドビームへ改造された。老朽化と、直流区間しか走れなかったことにより1998年2月に後継車両である交直両用485系多目的車両「ニューなのはな」に置換えられることになった。ニューなのはな登場後もしばらく活躍していたがこの年の8月に房総地区で運転された「さよなら運転」をもって引退した。引退後、6両編成のうちクロ165-1が千葉県内某所で保存されたが場所は非公表であり、ネット上にも情報は少ない。現在は解体された模様。1997年に「なのはな」の後継として485系をベースに誕生。千葉支社・幕張車両センター所属。お座敷仕様・座席仕様のどちらでも運用が可能。老朽化により2016年8月に運用を終了、同年9月25日に長野総合車両センターへの廃車回送を兼ねた「さよなら運転」をもって引退した。1987年3月に登場した165系電車改造の欧風列車の6両編成。クモロ165-3・4、クロ165-3・4、モロ164-803・804 で構成されていた。旧東京西鉄道管理局、のちに八王子支社が保有していた。先頭車は展望車となっており、先頭車のみ構体が新製されている。団体列車のみならず、中央本線臨時急行としても運転された。山梨観光キャンペーンの一環として中央本線で運用された際には、中間に167系アコモデーション改善車4両編成を挟み込み、10両編成で運転されたこともある。この運用のために、挟み込まれた167系は、アルプスと同一の塗装が施された。1997年9月30日をもって廃線となった信越本線横川駅 - 軽井沢駅(碓氷峠)の最後の団体臨時列車としても活躍していた。長らく団臨や多客臨などで活躍していたものの、車両の老朽化などにより2001年9月に引退し、富士急行に譲渡。その後は富士急行2000形電車として「フジサン特急」に使われていたが、こちらでも老朽化のため2016年2月をもって引退した。1990年に登場した165系電車改造の3両編成で、クモハ165-129・モハ164-852・クハ165-194で構成されていた。改番はされていない。新潟支社が保有していた。京葉線で「シャトル・マイハマ」専用車両として運用されていたものが1995年に上沼垂運転区(現・新潟車両センター)に転属、改装された。以後、新潟支社管内を中心に青梅線など首都圏で運用や、山梨観光キャンペーンの一環として中央本線で「ときめき山梨号」として運用されたこともあるが、車両の老朽化により2001年5月8日に廃車された。1988年に火災により廃車・転属となった「サロンエクスプレス アルカディア」の実質の後継車両である全席グリーン車のジョイフルトレインで、新潟支社が保有し、新潟車両センターに所属していた。1990年8月に登場した485系電車の3両編成で、クモロ485-1、クロ484-1、モロ484-1 で構成されていた。485系ではあるが、車体は当時計画されたものの、結局は中止となった「187系特急形電車」用に確保されていた、189系電車のグリーン車サロ189形のものが改造されている。2001年1月に3両とも普通車に格下げされた後、同年6月24日に運用終了し、カーペットカーに改造されて「NO.DO.KA/のどか」と改称された。2001年4月に登場した201系電車を改造した4両編成で、クハ201-134・モハ201-263・モハ200-263・クハ200-134 で構成されていた。豊田車両センターに所属。通勤用車両を改造した異色の存在。改番はされていない。2005年7月に外観塗装が白を基調に一新された。改造当初から青梅線で運転されていた。また、四季彩河口湖号として富士急行線にも頻繁に乗り入れていた。しかし老朽化のため2009年6月28日をもって定期運用から退き、7月20日の団体臨時列車を最後に運用を終了し、廃車された。12系和式客車「くつろぎ」の置換え用で、高崎支社が保有し、高崎車両センターに所属していた。「ハイグレードな日本調空間」をコンセプトに、1999年6月に郡山工場で改造されて登場した485系ベースの4両編成。クロ485-4+モロ485-8+モロ484-10+クロ484-6で組成され、後述の「せせらぎ」と併結運転が可能であった。2010年12月で営業運転を終了し、新型ジョイフルトレイン「リゾートやまどり」への再改造のため2011年1月に中間車2両のみが東急車輛製造へ入場。同年5月に「やまどり」となって出場。未改造の先頭車2両は盛岡支社に新たに配置されたジョイフルトレイン「ジパング」の先頭車両に転用されることになり、2011年12月に郡山総合車両センターへ入場し、「ジパング」への改造後2012年3月に出場した。「日本の四季を巡る空間」をコンセプトに、12系客車「やすらぎ」の置換え用として2001年3月に大宮工場で改造された485系電車ベースの4両編成。クロ485-5+モロ485-9+モロ484-11+クロ484-7で組成。高崎支社保有で高崎車両センターに所属していた。2010年1月で営業運転を終了。新型ジョイフルトレイン「リゾートやまどり」への再改造のため、同年7月に東急車輛製造へ入場。2011年2月に全車が出場した。前述の「やまなみ」と併結運転が可能となっており、号車番号は「やまなみ」の1 - 4号車に続く形で予め5 - 8号車とされていた。2003年に登場した座席車のジョイフルトレインで、大宮支社が保有し、当初は小山車両センターに所属していたが、2006年3月からは大宮総合車両センターに所属していた。189系電車を改造した6両編成で、クハ189-2・モハ188-43・モハ189-43・モハ188-45・モハ189-45・クハ189-511で構成されていた。改番はされていない。日光方面への臨時列車のほか、京葉線方面への臨時列車として舞浜駅発着列車にも充当された。2006年からは485系を使用していた東武線直通特急の予備車(検査などでの車両不足を補う場合や東武鉄道100系「スペーシア」の乗入れが不可能なJR線区間を発着する臨時増発列車用)となり、車体の塗装を東武鉄道100系「スペーシア」色に塗分けている。2011年6月より東武線直通特急に253系1000番台が投入されたことにより、8月31日に廃車となった。1995年に「漫遊」として登場した水戸支社の和式気動車。2000年に仙台支社に転属し、「ふるさと」と改称した。キハ40 2501・キハ48 2501・キハ48 2502 で構成されているが、改造当初はグリーン車扱いであった。2016年8月28日をもって営業運転を終了した。1984年に登場したキハ58・28形気動車を改造の3両編成で、キロ59 501・502、キロ29 501 で構成されていた。登場時の愛称は「こまち」であったが、秋田新幹線開通で名前を新幹線特急に譲り、新幹線の愛称公募で2位だった「おばこ」に改名した。2001年に外観をリニューアルされ普通車扱いとなった(キロ59 → キハ59・キロ29 → キハ29、車番は同じ)。2004年6月以降運用に就かず運行休止状態であったが、2006年3月に廃車となった。秋田鉄道管理局が保有し、のちに秋田車両センターに在籍していた。1985年に登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。キロ59 503・504、キロ29 502 で構成されていた。愛称は旧国鉄秋田鉄道管理局のマスコットである豹の「アッキー」から由来する。室内は1・2人掛のリクライニングシートを配置された。団臨・多客臨の他、1986年には新幹線連絡急行として運転された実績がある。ディーゼル機関の更新をしたが、老朽化により1997年に廃車された。1987年登場のキハ28・58形気動車改造の3両編成。キロ59 508・509、キロ29 505で構成され、キロ59形はアルファコンチネンタルエクスプレスと同形態であった。旧国鉄新潟鉄道管理局のちに、新潟支社が保有していた。1988年3月30日、上越線越後中里駅 - 岩原スキー場前駅間で火災を起こし被災した2両のうちキロ59 508が全焼したため廃車され、残り2両は盛岡支社に転属し、1992年再改造され、「Kenji」(普通車扱いのため旧車号に復した)として復帰した。後継車両は「シルフィード」。1988年に登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。改造に伴う改番はされずJR東日本初の普通車ジョイフルトレインとなった。内装は洋風仕様で、当初は明るい塗装だったが1991年に落着いた外装に変更。多客臨時列車としても活躍したが2001年に廃車された。1989年に登場したに登場したキハ28・58形気動車改造の3両編成。キロ59 510・511、キロ29 506 で構成されていた。仙台支社が保有していた。当初はグリーン車扱いだったが普通車扱いに変更(キロ59 → キハ59、キロ29 → キロ59・車番は同じ)。2003年5月を最後に「グラシア」としては引退し同年7月に「こがね」としてリニューアルされた。2003年7月に前述の「グラシア」をリニューアルして登場したキハ58系気動車の3両編成。キハ59 510・511・キハ29 506で構成されていた。仙台支社が保有、小牛田運輸区に所属していた。土休日に仙台駅 - 気仙沼駅間の臨時快速列車「こがねふかひれ号」として運転されたほか、仙台駅 - 鳴子温泉駅間の臨時快速列車「湯けむりこがね」に使用されることがあった。しかし、老朽化に伴い、2010年12月26日で運転終了となった。2002年に登場したキハ48形気動車を改造した車両。キハ48 1505・1506・1534で構成。「リゾートあすなろ」の登場により、2010年11月で「き・ら・き・ら みちのく」としての運転は終了した。2011年4月より八戸線・三陸鉄道八戸駅 - 久慈駅 - 宮古間にて「リゾートうみねこ」という新愛称で運転されることが決定した。3両編成で従来のジョイフルトレインとは異なり全席指定ではなく先頭車のみの設定になった。1981年5月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 803・804、オロ12 805 - 808 で構成されていた。東京北鉄道管理局のちに、東京支社が保有し、尾久客車区に所属していた。当初愛称名がなく「オク座」とも呼ばれた。各車には関東地方の旧国名にちなんだ愛称名が付けられた。登場当初の外観は一般の12系と同じ塗装であったが、後に白と赤の斜めのストライプが配され、このときに初めて編成に愛称名が付いた。1992年に青と白の対角線に塗分けられ、駒や折鶴などが描かれたデザインに変更された。1997年に485系改造の和式電車「華」に置換えられ廃車となった。1981年9月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 805・806、オロ12 809 - 812 で構成されていた。国鉄新潟鉄道管理局のちに、新潟支社が保有し、上沼垂運転区(略号:新カヌ)に所属していた。愛称はなく、ファンなどは「カヌ座」と呼んでいた。各車には新潟の山にちなんだ愛称名が付けられた。1985年に内装が洋風仕様のサロンカー「サロン佐渡」(オロ12 706)を新たに連結し7両編成になった。需要に応じて3両と4両に分割されて運転されることも多く、後にオロ14 702(後述)が増備されたことにより、短期間ではあったが4両ずつの運転も見られた。1988年に白ベースに濃淡のオレンジ色の帯を巻く塗装へと変更、さらに1996年に深緑色を基調に金帯に変更され、同じくJR東日本に存在した「白樺」(後述)やJR九州に存在した「海・山編成」(後述)を彷彿される外観となった。1999年には元「サロンエクスプレス東京」のオロ14 702を「サロン佐渡」として組込み最大8両編成へと増強した。2000年から「サロン佐渡」をのぞく6両が普通車扱いとなった(スハフ12 1805・1806、オハ12 1809 - 1812 に改番)が長く続かず「サロン佐渡」を含む3両が廃車され晩年は5両編成に短縮された。2002年2月のさよなら運転をもって引退した。1983年8月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 819・820、オロ12 837 - 840 で構成されていた。スロ81系の老朽置換え用。国鉄長野鉄道管理局のちに、長野支社が保有していた。各車には中部6県の県花にちなんだ「すいせん」「つつじ」「かきつばた」「れんげ」「くろゆり」「りんどう」の愛称名が付けられた。両端部には展望室はないものの1号車にソファ、6号車に2人掛リクライニングシートを配したサロンルーム構造となっている。外観塗装はクリーム色を基調に窓周りに黄緑を配色されていが、1986年にやや濃い緑を経てその後も塗装変更を続け最終的に深緑を基調とし金・赤帯を配したシックな外観に姿を変えた。老朽化により1995年11月に14系座席車改造の「浪漫」へと置換えられ廃車された。1983年に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 821・822、オロ12 841 - 844 で構成されていた。国鉄高崎鉄道管理局のちに、高崎支社が保有していた。各車には高崎局および周辺の山にちなんだ愛称名が付けられた。3・4号車の一部に、ソファテーブルを配したサロン風のコーナーが設けられていた。登場当時の外観塗装は青を基調に太い白帯をまいて登場したが、1987年3月からぶどう色を基調に車体中央に白帯・窓周りと車体裾が金のシックな塗装とされ、これにあわせ電気機関車EF64 1001が牽引指定機としてぶどう色に白帯の塗装に変更された。後に登場した「やすらぎ」との併結運転もしばしば見られたが、老朽化により485系電車改造の「やまなみ」に代替される形で1999年9月29日に蒸気機関車D51 498牽引によるさよなら運転を行った。スロフ12 822とオロ12 841の2両は、「碓氷峠鉄道文化むら」で休憩施設を兼ねて静態保存されている。残る4両も横川駅構内に留置されていたが、2006年1月に解体された。1986年8月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロフ12 823・824、オロ12 845 - 848 で構成されていた。国鉄盛岡鉄道管理局のちに、盛岡支社が保有していた。両端は洋風・和風の展望室で、6号車の和風仕様ではいろりが設けられている。老朽化により2002年5月に臨時列車としてさよなら運転を実施した。この編成の引退によりJR東日本に所属していた12系改造の和式客車は消滅した。1986年3月に登場した12系客車改造の和式列車の6両編成。スロ81系和式客車の老朽置換え用。スロフ12 825・826、オロ12 849 - 852 で構成されていた。東京南鉄道管理局のちに、東京支社が保有していた。各車には江戸情緒あふれる愛称名が付けられた。1・6号車の両端は「サロンエクスプレス東京」に準じた展望サロンが設けられていた。しかし老朽化により2000年3月31日に「スーパーエクスプレスレインボー」とともに引退した。1986年4月に登場した12系客車改造の和式客車の6両編成。スロフ12 827・828、オロ12 853 - 856 で構成されていた。国鉄高崎鉄道管理局のちに、高崎支社が保有していた。各車には高崎局管内の川の名前が愛称名として付けられた。「江戸」と同様に1・6号車の両端が展望サロンになっている。「くつろぎ」と同様、老朽化により485系電車改造の「せせらぎ」に代替される形で2001年3月31日にさよなら運転を行った。その後わたらせ渓谷鐵道に譲渡され、スロフ12 827・828、オロ12 853の3両が「サロン・ド・わたらせ」に再改造されて使用されていた。また、オロ12 855は二つに切断され、半分は栃木県にある「スーパーカーミュージアム」に展示、もう半分は群馬県安中市で飲食店に利用されている。なお、電気機関車EF60 19が「やすらぎ」と同色の、白地に赤・青の細帯の専用塗装とされていた。1987年1月に登場した12系改造の6両を改造したオリエント調の和式列車。スロフ12 829・830、オロ12 857 - 860 で構成されていた。国鉄仙台鉄道管理局のちに、仙台支社が保有し、仙台電車区に所属していた。内装は和洋折衷の構造で他の和式編成のように各車両ごとに愛称名は付けられていない。老朽化により、2000年10月30日から11月5日にかけてさよなら運転を行い、廃車となった。専用牽引電気機関車としてED75 707・711・751・766・767が専用塗装となっていたが、最後まで残っていたED75 767が2005年に一般色に変更され、オリエント専用機は消滅した。通称「SET」。1983年8月に登場した14系客車改造の欧風客車の7両編成で、ジョイフルトレインとして初のブルーリボン賞を受賞した。スロフ14 701・702、オロ14 701 - 705 で構成されていた。この列車がジョイフルトレインの原点となった。改造工程の都合で、当初は暫定的に5両編成で登場、後に7両編成化された。5両編成時代には大井川鐵道にも入線した。団体臨時列車のほか多客臨時列車及びそれに類似する臨時特急としても活躍した(東海道本線「サロンエクスプレス踊り子」、高崎線・信越本線「サロンエクスプレスそよかぜ」など)。大井川鐵道をはじめとするSLによる牽引運転も少なくなく、JR東日本では1996年9月にD51 498牽引による臨時列車も運転された(その後の「ゆとり」への改造後も、同機牽引のSL臨時列車が一時期定着化している)。1997年1月を最後に欧風列車としての運行を終え、リニューアルをかねて和式車両に改造するとともに、オロ14 702を抜いた6両編成で新たに「ゆとり」と改称した。オロ14 702は、「サロン佐渡」に改造された。1997年に欧風個室列車だった上述の「サロンエクスプレス東京」から1両(オロ14 702)脱車のうえ和式車両にリニューアルして登場した14系客車の6両編成である。スロフ14701・702、オロ14 701・703・704・705で組成されていた。東京支社が保有し、尾久車両センターに所属していた。スロフ14-702も軽食コーナーやソファーが撤去され畳敷きとなった。晩年は485系改造の和式列車の登場で稼働回数が低下していた。臨時列車での使用は、毎年春に運転された「ELSLお座敷ゆとり」(SLは上越線高崎駅 - 水上駅間でD51 498牽引)、2007年は9月の運転となり列車名は「お座敷ゆとり水上」、高崎駅 - 水上駅間はEF60 19牽引、2007年12月1日, 2日は「お座敷ゆとり碓氷」として上野駅 - 横川駅間でEF60 19とEF64 1001牽引であった。それ以外は団体専用列車として使用されていた。2008年3月9日をもって引退し、31日に中間車オロ14 705が、10月23日にオロ14 701・703・704が土崎工場へ廃車回送された。スロフ14701・702の2両のみが所属していた尾久車両センターにて長らく留置されていたが2015年に長野工場へと廃車回送された。通称「SER」。1987年3月に登場した12・14系客車改造の欧風列車の7両編成。スロフ14 705・706、オロ14 711 - 715、オロ12 715で構成され、オロ14 711・714はリクライニングシートが並び、オロ14 712・713は3.6人用のコンパートメント室になっている。またオロ12 715はサンルーフを新設したイベントカーで赤い車体には大きく「RAINBOW」と白文字で描かれている。牽引専用電気機関車としてEF65 1019(1987 - 1998年)・1118(1997年 - 2015 )、EF81 95(1987年 - )が赤い車体に白文字でそれぞれの形式が描かれている。客車が廃車された現在でもイベントや臨時列車などで活躍しているが、EF65形は故障により廃車され現在はEF81形95号機が残るのみとなっている。本州だけでなく北海道・西日本・四国・九州(編成を4両に分割し24系25形寝台車「夢空間」3両と併結や14系寝台車との併結)まで遠征実績がある他、1997年9月には多客臨として「さよなら碓氷峠レインボー号」としても、信越本線横川駅 - 軽井沢駅(碓氷峠)を走行している。車両の老朽化や機関車の牽引速度、機回しなどで時間と手間がかかるなどの理由により12系和式客車「江戸」とともに2000年3月31日に引退し、しばらく保留車となっていたが、2001年7月15日付で廃車された。1990年に登場した50系客車を改造・改装した五能線の観光列車。オハ50形を改造した眺望客車のオハフ50 2501・2502と一般型車4両で構成されていた。眺望車は1989年に土崎工場で改造され、オープンデッキを設けて側窓を大形複層ガラスに取替えた。車内は難燃処理した秋田産天然ナラ材を使用してレトロ調にまとめている。床下にはAU34形冷房装置と電源装置を搭載している。1991年7月には「アメリカントレイン」に使用していたオニ50 2306・2314をリクライニングシート取付などの改造を施して指定席用車オハ50 3001・3002が登場している。上記「スーパーエクスプレスレインボー」と同様の理由によりキハ40系眺望気動車「リゾートしらかみ」に置換えられることになり、1996年11月で運転を終了。使用車両のうちオハフ50形2500番台は高崎運転所に転属して、SL列車などのイベント列車に使用されたが、2001年6月に廃車となった。1995年11月に登場した14系客車改造の和式客車6両編成。12系客車改造の「白樺」の置換え用として登場した。スロフ14 801・802、オロ14 801 - 804で組成されていた。長野支社保有で長野総合車両センターに所属。2000年に畳の張替えなどを受けたリニューアルと同時に塗装を変更。当初の車体塗装は紺色+ゴールドであったが、塗装変更の際に紺色の部分がワインレッドに変更された。前述の「ゆとり」では走行不可である青函トンネル・関門トンネルに対応できることから、長野地区周辺のほか日本国内各地への団体列車にも投入され、北は網走、南は鹿児島中央までの乗入れ実績がある。2000年には磐越西線でC57 180によって牽引されたほか、D51 498牽引による「ELSL浪漫」も運転された。また、24系25形寝台車との併結運転の記録もある。1・6号車は展望車、4号車はサロンカーとなっており、一般客室は掘炬燵を採用したほか、各車両にテレビモニタ・カラオケを搭載した。牽引専用機関車は特に指定されていないが、2006年にEF64 41が中央本線での旧形客車を使用したイベント列車の牽引も兼ねて茶色に変更されて以降は浪漫を頻繁に牽引したことから、専用機的存在となった。2007年1月に一般営業最終運転となった「お座敷浪漫碓氷号」にも投入された。老朽化のため485系改造の「彩(いろどり)」に置換えられ、2007年3月4日に運用終了。同月下旬、長野総合車両センターでEF64 42とともに廃車・解体となった。1989年7月に登場した165系電車改造の3両編成。クモハ165-701+モハ164-701+クハ165-701で組成される。静岡運転所所属。8月3日の「ゆうゆう東海森林浴列車」で営業運転を開始した。先頭部の大形曲面ガラスのほか、ハイデッキ構造に改造された客室は2人掛リクライニングシートを採用。モハ164-701の中央部にはイベントステージを設置し、鉄道車両では初めてボディソニックシステムも搭載。団体のみならず静岡地区の多客期臨時列車のほかホームライナーでも運用された。車両の老朽化や団体需要の減少により、1999年11月11日の急行「静岡葵博号」を最後に運用を終了、廃車・解体された。飯田線の観光列車に運用するため2010年に登場した117系電車改造の車両。同社では後述する「ユーロライナー」の引退以来、5年ぶりとなるジョイフルトレイン。登場当初はクハ116-203・モハ116-45・モハ117-45・クハ117-23(S9編成。原番号から変更なし)の4両編成で、大垣車両区に所属。後に先頭車がATS-PT対応のクハ116-207とクハ117-28にそれぞれ差し替えられた。2号車のモハ116は「ウィンディスペース」と称したフリースペースとなっている。車内は元の座席を撤去した上で木製のベンチが窓を向いて置かれているほか、側扉には南海2200系「天空」のように展望柵が設置されそよ風を取り入れられるようになっている。1・3・4号車は一般席とし、一部の座席(3列につき1つ)が撤去されその部分に大型のテーブルを設置している。塗装は当初2号車のみ緑系と青系のブロックパターンとしていた(他の車両は改造前と同じくJR東海色)が、先述したクハの差し替えに合わせる形で残りの3両もラインカラーが2号車と同じパターンのものに揃えられている。2013年7月20日・21日のジェイアール東海ツアーズ主催の臨時団体列車の運用
出典:wikipedia
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