カン・リー(Cung Le、1972年5月25日 - )は、ベトナムの男性キックボクサー、総合格闘家。サイゴン出身。アメリカ合衆国カリフォルニア州在住。アメリカン・キックボクシング・アカデミー所属。散打黒帯。テコンドー黒帯。元Strikeforce世界ミドル級王者。キックボクサーとしてK-1への参戦経験も有し、サイドキックや回し蹴りなど、スタンド状態からの蹴り技を多用するファイトスタイルと軽快で変則的な動きから、「生けるブルース・リー」との異名を取る。Strikeforceでは絶大な人気を誇る。格闘家として活動する傍らで俳優としても活動しているため、格闘技を休業することもしばしばある。1972年5月25日にベトナムで生まれる(母方の祖父はベトナムでチーフポリスをやっており、CIAの通訳をしていた)。出生後、2歳11か月までサイゴンで過ごす。1975年4月30日のサイゴン陥落の3日前に、母方の家族に連れられ、アメリカ軍とのコネでヘリコプターでフィリピンに脱出。その時、父親とその親族はベトナムへの思い入れからベトナムに残った。そしてアメリカ合衆国カリフォルニア州サンノゼに移住した。10歳でテコンドーを始めたが、経済的理由から断念。中学校の進学後、体育の科目からレスリングを選択。高校とジュニアカレッジでオールアメリカンに選出された。AAU主催の全米選手権でも、グレコローマンとフリースタイルの両方で優勝。その後、レスリングの全米強化選手に選ばれる。しかし、20歳のときに母親の旅行代理店の経営が良くなかったことから、レスリングを中断。1994年、22歳のときに散打を始める。また士道館空手も習い、1998年に全米選手権で優勝。しかし、顔面攻撃禁止のルールに慣れず、何度か失格になったこともあった。また同年には、ロシアの格闘技であるドラッカで、全米王者となった。2006年3月10日、Strikeforce旗揚げ戦で総合格闘技初挑戦。マイク・アルトマンと対戦し、右フックでKO勝ち。2007年6月22日、でトニー・フリックランドと対戦し、KO勝ち。2008年3月29日、Strikeforce: Shamrock vs. Leでフランク・シャムロックと対戦し、シャムロックの右腕の骨折によりTKO勝ちを収め王座獲得に成功した(2009年9月17日に王座を返上)。2009年12月19日、1年9か月ぶりの復帰戦となったでスコット・スミスと対戦。バックキック等を用い、3ラウンド中盤まで試合を優位に進めたが、スミスのパンチの連打によりダウンし、そのままパウンドでKO負け。キャリア初黒星を喫した。2010年6月26日、でスコット・スミスと再戦し、左バックキックでKO勝ち。2011年11月19日、UFC初参戦となったUFC 139でヴァンダレイ・シウバと対戦し、パウンドでTKO負け。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2012年11月10日、マカオで開催されたUFC on Fuel TV 6でリッチ・フランクリンと対戦し、右フックでKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。2014年8月23日、でミドル級ランキング8位のマイケル・ビスピンと対戦し、TKO負け。試合後、薬物検査において規定値を超える量のヒト成長ホルモンが検出された事が発表され、1年間の試合出場停止処分が科された。
出典:wikipedia
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