全国大学生代表者協議会(略称、全大協)は、韓国の学生運動の団体で、全国各大学総学生会会長の協議体である。1987年7月5日、延世(ヨンセ)大学にて6月民衆抗争(大統領直接選挙制実現などを求めた民主化運動の名称)に参加した際、戦闘警察による催涙弾の直撃を受け、意識不明の後に死亡した延世大学学生の李韓烈(イ・ハンニョル)の葬儀方法について論議するために集まった学生代表が、全国的な大衆組織結成の必要性に合意し、3回に渡る協議の末、1987年8月19日に発足した。全大協は発足宣言文で「青年学徒の全国的大同団結は、軍事独裁政権と帝国主義者を韓国から一掃するだろうし、それによって歴史の巨大な変化がもたらされよう」と宣言し、活動方針案としてなどを明らかにした。その後、全大協は宣言文に書いてあるように、反独裁・反米闘争や平和統一の論議、学園民主化、労働問題を始めとする社会民主化運動に積極に参加した。また、1988年に南北学生会談を2度にわたって実現しようとしたが、当局によって活動家が延世大に封じ込められたため、雲散霧消した。全大協は、その後発展的に解消し、1993年4月に結成された韓国大学総学生連合(韓総連)に引き継がれた。2004年4月に行なわれた総選挙で盧武鉉大統領与党の開かれたウリ党(ウリ党)が過半数を獲得し、勝利したが、全大協の第一期(李仁栄、高麗大学総学生会長)、第二期(呉泳食、高麗大学総学生会長)、第三期(任鐘晳、漢陽大学総学生会長)までの議長経験者もそろってウリ党で当選した。しかし、2008年2月に李明博(ハンナラ党)が大統領に就任した直後の、4月に行われた総選挙では、3人ともウリ党の後身である統合民主党から出馬したが、いずれも落選した。
出典:wikipedia
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