天妃前饅頭(てんぴぬめーまんじゅう)は沖縄県の菓子。現在の那覇市久米にあった天妃宮(中国伝来の海の女神の社)の前で売られていた饅頭が名前の由来。天妃宮は沖縄戦で破壊され、現在付近には那覇市立天妃小学校がある。戦前の「天妃前饅頭」は様々な種類があったが、戦後はこのうちの一つである「ペーチン屋」の饅頭およびその類似品が「天妃前饅頭」と呼ばれている。材料ははったい粉(麦こがし)、黒砂糖、小麦粉。はったい粉と黒砂糖をブレンドして練り上げた餡(ユーヌク)を薄い小麦の皮で包みサンニンの葉を下に敷いて蒸す。サンニンの葉の香とはったい粉の香とが溶け合ってよい味を出す。扁平な形に餡が透けて見える独自の形で、冷めても固くならない。かつては糸芭蕉の葉(ウーンガサ)で蒸していた。祭りの供え物に用いられる事が多い。那覇市を中心とした沖縄本島のスーパーや菓子店等で販売されている。中でも有名なのが那覇市泉崎にある「ペーチン屋」で、同店の天妃前饅頭は首里の「山城饅頭」「のーまんじゅう」とともに「那覇3大饅頭(もしくは沖縄3大饅頭)」の一つに数えられている。
出典:wikipedia
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