BLS AG RBDe565形/RDBe566形電車(BLS AG RBDe565がた/RBDe566がたでんしゃ)は、スイスの大手の私鉄であるBLS AGで使用されている電車であり、同形車であるが、さまざまな会社がBLS AGに統合された経緯から形式名が分かれており、BLSグループが製造した機体がRBDe565形、EBTグループが製造した機体がRBDe566形となっている。後にBLS AGに統合された、アルプス越えルートの一つであるレッチュベルクルートを擁するベルン-レッチュベルク-シンプロン鉄道(Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS))では、旧型の1935-64年製のさまざまな形式の電車が区間列車に使用されていたが、本機はこれらうち旧型のABDZe4/6形の代替およびベルンのSバーン用のRBDe4/4形として1981年から製造され、同様にBLSの各系列会社のシュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道、ギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道、ベルン-ノイエンブルク鉄道にも投入されてABDe2/8形やABDe4/8 741-743形などの旧型機を置き換えている。また、本機の製造に際しては同様のニーズがあった同じ標準軌の私鉄であるボーデンゼー-トゲンブルク鉄道とフリブール・グリュエール-フリブール-モラ鉄道との共同開発がなされ、共通化された仕様のもと同一の主要電機品を搭載した「Privatbahn-NPZ」もしくは「EAV-Triebwagen II」と呼ばれるシリーズを形成し、後にヴァル=ド=トラヴェール地域鉄道でも導入されている。そして後に同じBLS AGに統合されることとなるスイス中央部の私鉄のEBTグループのエメンタル-ブルクドルフ-トゥーン鉄道、ソロトゥルン-ミュンスター鉄道、フットヴィル連合鉄道でもこの本機をRBDe4/4形として1984年から13両を製造し、シャトルトレイン用として使用している。なお、新しいUIC形式ではBLSグループのRBDe4/4形がRBDe565形、EBTグループのRBDe4/4形がRBDe566形となったが、最終的に2006年にBLS AGに統合された際にも形式名はそのままであったため、同形車でありながら形式が2つに分かれることとなった。本機はサイリスタ位相制御により最大186kN、1時間定格88kNの牽引力と125km/hの最高速度の性能を持ち、主に同型の制御客車と客車との編成で使用される汎用機であり、車体と機械部分の製造をSIG、台車の製造をSWP、電機部分、主電動機の製造をBBCが担当している。なお、同シリーズでもボーデンゼー-トゲンブルク鉄道の機体は台車をSIG、車体をFZAが担当しているほか、スイス連邦鉄道(スイス国鉄)でも本シリーズをベースにして最高速度を140km/hとするなどの変更をしたRBDe560形「NPZ」を大量に製造している。各ロットの機番と製造時所属、製造年は以下の通り各機体の機体名(沿線の都市の名前など)は以下の通り制御客車・中間車の各ロットの機番と製造時所属、製造年は以下の通り本機を含む「Privatbahn-NPZ」もしくは「EAV-Triebwagen II」は総計49両が製造されており、BLS AG以外の機体は以下の通りである。
出典:wikipedia
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