機場快線(Airport Express、ゲイチョンファイシン、エアポートエクスプレス)は、香港中西区の香港駅から離島区の博覧館駅を結ぶ香港鉄路有限公司(MTR)空港鉄道の急行系統である。ラインカラーは青緑。ランタオ島沖の赤角に造成された香港国際空港を起点に新界南部、西九龍を抜け、中心街である香港島北部の中環にある香港駅に到達する空港連絡鉄道である。英語名の頭文字を取り、AELと略される事もある。なお、新界南部からランタオ島へ渡るとき、全長2,200mで道路と鉄道の併用である二層構造の吊り橋としては世界最長となる青馬大橋を通る。機場駅~香港駅間を、ピーク時には10分間隔の最速約24分間で結ぶ。香港駅と九龍駅にはインタウン・チェックインと呼ばれる施設が設置され、搭乗1時間30分前までであれば航空機への搭乗手続き(チェックイン)ができる他、受託手荷物を預ける事もできる。また、香港駅と九龍駅から、各ホテルを結ぶシャトルバスが運行されている。また、展示施設の亜洲国際博覧館(Asia World Expo)が2005年に完成したことに伴い、機場駅より路線を延伸、新たに博覧館駅が2005年12月20日に開業した。なお香港・九龍・青衣の各駅発から博覧館への運賃は、機場駅への運賃とは異なるので注意が必要である。香港駅にはオフィス、ホテル、ショッピングモール、映画館などが併設された香港国際金融中心(International Finance Centre)が併設している。また九龍駅にも、香港で最高層のビルとなる環球貿易広場(International Commerce Centre)や、ホテルが設置されたユニオンスクエアと呼ばれる施設が併設している。建設には、それぞれ地鉄公司(MTRC)が関わっている。九龍、青衣の両駅は空港・博覧館行きの場合乗車のみ、香港行きの場合は降車のみとなる(但し平日・土曜朝の香港行きは、九龍、青衣から乗車できる)。1998年7月6日の開業直後より、車両や設備トラブルが多発し、大幅な遅れや運休が発生した。トラブルは徐々に収まったが、料金(片道100HKドル)が高過ぎるとの香港住民からの批判もあり、乗車率は低かった。その為(MTR)では、期間限定で片道70HKドルに値下げするなどの対策を行った。乗車カードは、非接触型ICカードであり、共通で使用できるオクトパスカード(八達通),及びこの機場快線(AEL)でのみ使用される紙製又はプラスチック製のMifare Ultralightカードの2種類が採用されている。Adtranz社とCAF社の合作車、ADtranz-CAF電車11編成が使用されている。香港寄りの先頭車は荷物を入れるための専用の車両なので一般客は乗車不可能である。開通当初は7両編成で運転されていたが、2005年にすべて8両編成化された。
出典:wikipedia
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