『平成 新・鬼ヶ島』(へいせい しん・おにがしま)は、任天堂が日本で発売したゲームソフト。ジャンルはアクションアドベンチャーゲーム。この項では、スーパーファミコン用ソフトとして発売された同タイトルの他、同作に先駆けてスーパーファミコン用衛星放送システムサテラビューにて配信された『BS新・鬼ヶ島』(ビーエス しん・おにがしま)についても述べる。1996年9月29日から4週間にかけてスーパーファミコン用ソフト『BS新・鬼ヶ島』全4話が、サテラビュー用衛星データ放送番組として供給された。この作品は『ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島』に登場したお供の動物3匹が主人公たちに出会うまでの物語と、主人公たちの前世を明らかにした外伝作品にあたる。初回放送期間中には受信用カセット『BS-X』へ用意された仮想の街に、このゲームを受信するための建物「語り部の小屋」が設置された。ラジオ放送によるラジオドラマやBGMと、データ放送によるゲームを融合させたサウンドリンクゲームとして制作・放送され、コマンドを選択し物語を進めるゲームシステムはそのままに、制限時間内に謎を解き物語を終わらせることを目的とした。新たな要素としてアクションゲームやパズルゲームなどのミニゲームが追加され、一定時間内にコマンドの選択・決定を迫る場面も設けられた。しかし、そうしたゲーム性の特徴上を考慮してか、謎解きの手順が複雑化しやすい「ひとかえる」コマンドは採用されていない。章の始めや物語の要所では語り部の「いったいさん」が登場し、ラジオ音声でその肉声を聞くことができた。いったいさんの声は永井一郎が担当した。音楽は原曲が近藤浩治、編曲は尾崎祐一。なお、BS版の移植作にあたるSFC版『平成・新鬼ヶ島』では、中塚章人がBS版で使用されたBGMをSFC向けに編曲し直しているため、BS版と平成版ではBGMは異なるものになっている。1997年12月1日にはスーパーファミコン用ソフト『平成 新・鬼ヶ島 前編』(へいせい しんおにがしま ぜんぺん)と『平成 新・鬼ヶ島 後編』(へいせい しんおにがしま こうへん)が、当時コンビニエンスストアのローソンで実施されていたゲームソフト書き換え販売サービスニンテンドウパワー専用ソフトとして供給・発売された。さらに1998年5月23日には同内容のロムカセット版が一般店舗向けに発売された。前編と後編に分けられたが、どちらか一方のみをプレイすることも可能である。2010年にはWiiのバーチャルコンソールでの配信も決定され、まず前編が5月25日に配信され、次いで後編が6月1日に配信された。また、2014年9月24日には、Wii Uのバーチャルコンソールにて前編、後編が同時に配信された。これらは『BS新・鬼ヶ島』を市販作品としてリメイクするとともにファミコンディスク版の移植を収録した作品である。『BS新・鬼ヶ島』の物語はほぼそのままに制限時間をなくす、文章内の漢字の一部をかな表記に改める、章終了後や物語中に登場する「いったいさんの地蔵」で途中経過が記録できるセーブ機能を追加するなどの改変を施した。BS版で使用されていた原曲BGMのアレンジ楽曲は、SFC向けに全面的に再編曲が施されている。いったいさんの台詞はすべて紙芝居形式の文章で表現された。物語は全4話のオムニバス形式で、それぞれ3章に分かれている。以下『BS 新・鬼ヶ島』はBS版、『平成 新・鬼ヶ島』は平成版と略記する。オリジナル版の内容を補足する一方で、設定に矛盾する点もいくつか見受けられる。
出典:wikipedia
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