静岡県道27号井川湖御幸線（しずおかけんどう27ごう いかわこみゆきせん）は、静岡市葵区内を通る主要地方道である。路線名は井川湖御幸線であるが、現在のところ起点は井川湖畔ではなく、少し東の葵区井川と口坂本の境（大日峠）付近である。 井川ダム・井川湖とは静岡県道189号三ツ峰落合線 - 静岡県道60号南アルプス公園線経由で通じており、走り易さや安全面の点から案内標識などではそちらがメインルートとして推奨されている。なお本道は大部分が見通しの利かない1～1.5車線の道路で189号笠張峠ルートよりも隘路ではあるが、起点では各方向に道路が続いており、こちらも1.8kmほどで静岡県道60号南アルプス公園線に接続する。上記のとおり起点から口坂本温泉付近までは急カーブや急勾配が連続する隘路であり、大型車は通行止めとなっている。谷側にガードレールが整備されていない箇所もある。また、冬期はチェーン規制が行われるほか、落石や土砂崩れのため通行止めになることも多い。静岡市街地方面へは中河内川沿いを下って行き、玉機橋から静岡県道29号梅ケ島温泉昭和線と一旦重複して安倍川本流の左岸を通る。市街地に入ると御幸通りという名になり、駿府城大手門の前を通って静岡駅前の国道1号交点が終点となる。

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