芝園町(しばぞのちょう)は、埼玉県川口市の町名。埼玉県川口市の西端に位置し、戸田用水が流れる。町の中には大規模団地の芝園団地(川口芝園団地)がある。町の大半が団地や、その他の集合住宅が占めており、一戸建ての民家は極めて少ない。住民の生活圏ではJR東日本蕨駅の周辺地域である蕨市中央や同北町などと深い結びつきがあり、蕨駅とは北町新通りで結ばれている。人口は3,818人(2006年)で減少傾向にあり、2008年には児童数の減少により川口市立芝園小学校が閉校、更に同様の理由で2013年川口市立芝園中学校も閉校した。2005年1月1日現在、芝園町には、2,908世帯、5,165人が居住している。そのうち、住民基本台帳人口は3,997人(2,268世帯)であり、外国人登録者数は1,168人(670世帯)である(『統計かわぐち』川口市)。すなわち、芝園町の総人口の22.6%は外国人であり、そのほとんどは芝園団地に居住する華人(中国人)である。川口芝園団地に居住している華人の多くは、1980年代後半から1990年代にかけて留学生・就学生として来日したニューカマーズ(新華僑)である。大学や大学院を修了し、専門的な知識や技術の習得を経て長年に渡って滞在している者が多いとされる。2003年の調査によれば、芝園団地の華人ニューカマーズの在留資格は、「技術者」、「永住者」、「配偶者」の順に多かった。大学卒以上の学歴を有する者が90%を占め、多くが技術的職業に従事している。2015年には、中国人世帯数が日本人世帯数を上回った。2013年12月と2014年1月に『ニーハオ芝園フェスタ』という、芝園団地商店会主催の日中文化交流のイベントが開催された。その後、同年10月と11月には国際交流イベント『芝園にぎわいフェスタ』が開催され、芝園団地自治会への中国人住民の加入率が2倍になった。2015年2月には、芝園団地の建物の壁にパブリックアートを掲げるためのイベントが開催され、同4月にお披露目式を開催。同年2月からは、近隣の大学生ボランティアによる『芝園かけはしプロジェクト』が始動。同年4月には、芝園団地にあった心ない落書きをアートにするイベントも開催された。同年8月、第35回芝園ふるさと祭りの中で『芝園かけはしプロジェクト』の大学生による七夕イベントを開催。同年10月、ハロウィンを通じて国籍を問わない住民同士のさらなる交流を促す『芝園にぎわいハロウィンフェスタ』を実施した。2015年11月、芝園団地自治会が、商店会、UR都市機構、市役所などとの連携の下、外国人住民などにも開かれた自治会作りを進めているとして、あしたのまち・くらしづくり活動賞の総務大臣賞に選ばれた。街づくりの研究者でもある当時34歳の男性(記事原文では実名)が2014年に移り住み、自治会に加わった。防災が共通の関心事だとつかみ、防災教室を開いた。行事に誘って顔見知りを増やしながら、マナーも呼び掛けた。それ以前はゴミの分別や会話の声の大きさなど自治会へ苦情が寄せられたり、「中国団地」といったネット上の悪口が飛び交っていたが、これらの活動により苦情は減り、ネット上の中傷も止んだ。芝園団地の自治会は2015年度に、初めて中国人の役員が誕生した。高齢化と国際化を応援したいと、大学生のグループもできた。市の協力を得て、中国語による情報のネット配信も始まった。鉄道は当地を通っていないが、隣接する芝塚原・芝西・芝樋ノ爪・芝新町を東北本線(宇都宮線)、高崎線、京浜東北線が通っている。
出典:wikipedia
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