


Free Software Foundation Europe(略称FSFE)は、米国に活動基盤を持つフリーソフトウェア財団(Free Software Foundation, 略称FSF)の欧州における公式の姉妹団体として、欧州におけるフリーソフトウェアのあらゆる事柄に対処するため、2001年に設立された団体である。FSFとFSFEは財政面かつ法律面から見て異なる団体として扱われる。FSFEは、ソフトウェアを入手しコントロールすることこそがデジタル社会に参加できることを決める、と考えている。それゆえ、フリーソフトウェアの定義に記述されているように、ソフトウェアを自由に利用し、複製し、改変と再頒布を行うことの出来る自由という権利は、誰もが等しく情報化時代に参入できる条件として必要であるとされる。FSFEはフリーソフトウェアの推進そのものだけではなく、それが生み出す倫理性、思想性、社会性、政治性そして商業的価値を高めることも論ずるため、政治的、法的、社会的活動を行うことに注力している。とりわけ以下の活動がその例に挙げられる。FSFEは毎月彼らの活動を公開するニュースレターを英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語で発行している。FSFEは以下の文で始まる"Self-Conception"(「組織理念」)を公表している。参考訳:内部的な構成を見ると、FSFEはコンセンサス志向であり、個々人の作業参加並びに実施する意思により決定されるチーム構成を有する。コンセンサスによるアプローチが結果を生み出さないときや、素早い意思決定が要求されているときには民主制や代議制を模したシステムが代替的に用いられる。FSFEは中央に「ハブ」("Hub")組織を置き、また場合によっては各地方には「チャプター」("Chapters")と呼ばれる法的団体を有するモジュール式の構造を持つ。ハブは慈善活動団体(‚‘, 略称e.V.)であり、ドイツに登録されている(ただドイツが選ばれた特別な理由は無い)。FSFEは他のFSF関係の団体(FSF、FSFI、FSFLA)だけでなく、他の団体とも公式に協力関係にある。多くは国家レベルで活動しているフリーソフトウェア団体である。FSFEの現在の"代表"("President")は、カールシュテン・ゲルロフ(Karsten Gerloff)、"副代表"("Vice-President")はフェルナンダ・G・ヴァイデンである。創設時の代表は、ゲオルク・C・F・グレーフェである。当団体は数ヶ国のチームで構成され、欧州にあるFSFE European core teamが調整を行っている。2010年、FSFEは情報化社会の自由への取り組みを称えられ、「テオドール・ホイス勲章」("Theodor Heuss Medal")をオックスファムと共同で授与されている。この勲章は、旧西ドイツ初代大統領テオドール・ホイスにちなみ名付けられた公正中立の財団法人、により、毎年シュトゥットガルトにて授与される。
出典:wikipedia
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