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ラーセン棚氷

ラーセン棚氷(らーせんたなごおり、)は、南極半島東岸に存在する棚氷である。ウェッデル海の北西部にあたり、ロンギング岬(Cape Longing)からハースト島(Hearst Island)の南までの間に広がっている。ラルセン棚氷ともよばれる。棚氷は大きく3つに分かれており、うち1つが20世紀に、もう1つは21世紀初頭に消滅し、2015年現在は最も南にある部分を残すのみとなっている。ラーセン棚氷は3つに分けられる。北から南に向かってラーセンA、ラーセンB、ラーセンCと呼ばれている。ラーセンA棚氷は2000年以上前から存在していたと推定されているが、1995年1月に崩壊した。7年後の2002年2月には、12000年もの歴史を持つと思われるラーセンB棚氷も崩壊し、2002年だけで3275平方キロメートルの面積を有する720立方キロメートルもの氷が失われた。通常こうした棚氷は端から小さな氷山が徐々に分離して融解するが、ラーセンA、Bの崩壊では膨大な範囲の氷が多数の小片となって分解し、短期間のうちに消滅した点で異常とされる。崩壊前には、棚氷の下が暖かい海流で削られていくのが確認されている。崩壊は、わずか3週間ほどで終わった。この際には融けた水が大きな役割を果たし、表面付近で夏の日差しに照らされて池を形成したのち、隙間を通って氷の中へ流れ落ち、楔のように氷を破壊したと考えられている。南極半島では1940年代以降10年に0.5℃の割合で気温が上昇しており、ラーセン棚氷の崩壊にも南極半島での地球温暖化が影響していると考えられている。ラーセンC棚氷はいまのところは安定しているように見えるが、地球温暖化の進行により、今後10年以内にこれも崩壊するだろうと言われている。そのとき、1893年にラーセン一行が見た巨大な棚氷は、それからわずか1世紀ほどで消滅することになる。この棚氷の「ラーセン」と言う名称は、1893年に氷に沿って南緯68度10分の地点まで航海したノルウェーの捕鯨船船長カール・アントン・ラーセン(Carl Anton Larsen)に因んでいる。

出典:wikipedia

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