「卒業」(そつぎょう)は、日本のミュージシャン、シンガーソングライターである尾崎豊の4枚目のシングル。本作はアルバム『回帰線』の先行シングルとしてリリースされた。歌詞の一部が過激とされ、「不良」のイメージを植え付けられる一方で、若者に支持されることとなる。実際、当時の全国の中学校・高校で影響を受けた学生が歌詞の通り「夜の校舎 窓ガラス 壊してまわった」という。尾崎自身はこの曲によってマスメディアから『反抗する若者のカリスマ』、『十代の教祖』と呼ばれるのを嫌い、また影響を受けて窓ガラスを割った若者に対して「そういう風(窓ガラスを割ること)でしか、自分の思いを表現できない人たちに対して、責任も感じている。」と語っている。繁美夫人は尾崎の死後に、尾崎自身は「あの曲を書いていた時は、(窓ガラスを)割らなかった」と語っている。1985年1月21日にCBSソニーより12インチレコードでリリースされた。B面「Scrambling Rock'n'Roll」は、2ndアルバム『回帰線』収録のものとは演奏や間奏が異なったアレンジとなっており、別音源となっている。1989年には、『Platinum Single SERIES』として8センチシングルCDでリリースされた。オリジナル盤のままで再発売された「DRIVING ALL NIGHT」も同時発売されている。「DRIVING ALL NIGHT」とは違い、4枚目のシングルとファーストシングルを両A面にしてコンパイルした企画シングルとなっており、収録内容の関係から、本作のジャケットに使われた『卒業』のオリジナル盤のジャケットからB面表記部分が除かれたものになっている。1999年には、オリジナル盤の内容を踏まえて復刻された12cmシングルCDが発売されている。シングルに収録されるのは3度目、さらにベストアルバムも含めたアルバム作品に既に何度も収録されているため、セールス的には伸び悩んだ。本作にはオリジナル盤の内容にボーナストラックとして1991年10月30日に代々木オリンピックプール第一体育館での事実上、最終となったライブでの演奏が収録されている。ジャケットデザインは田島照久が担当している。ジャケットは教科書をイメージしたものとなっている。この曲で2作目のミュージック・ビデオが制作されている。監督は佐藤輝。内容は、水の中でもがく尾崎の映像をバックに、尾崎自身の歌う姿やピアノを弾く姿が写り、その中にさらに松葉杖をついて歩く尾崎の姿等が写るものとなっている。後にビデオ『6 PIECES OF STORY』(1986年)に収録された。ライブでの定番曲のひとつであり、ライブでは必ず尾崎がピアノを演奏していた。晩年はサビの『卒業~♪』の部分をファンに歌わせるのが定番となっていた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。