シンウルフとは日本の競走馬、種牡馬である。競走馬としては中央競馬の短距離戦で活躍し、1983年のスプリンターズステークスを優勝したほか、京都競馬場芝1200メートルのレースをレコードで勝ったこともある。地方競馬への移籍を経て、競走馬引退後は九州で種牡馬となり、産駒は早熟性を武器に中央競馬の九州産馬限定戦を中心に活躍した。種付け料が安かったにもかかわらず中央競馬で活躍する産駒が多かったことから、九州の競走馬生産者のなかにはシンウルフのことを「神様」と呼ぶ者もいた。小岩井農場の基礎輸入牝馬の1頭であるフロリースカップを祖とする牝系であり、祖母健宝（ケンホウ）は1962年桜花賞優勝馬。近親にはダートで活躍したナリタハヤブサがいる。

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