『子どものための交響詩 ジャングル大帝』は、冨田勲作曲、日本フィルハーモニー交響楽団演奏によるアルバム。手塚治虫の漫画『ジャングル大帝』の「冒頭部~船から脱出したレオが泳いでアフリカにたどり着くまで」を題材として制作された音楽作品。いわゆるサウンドトラックではなく、本アルバムのために独立して作曲されている。『クシコス・ポスト』や『森のかじや』といった子どものための鑑賞曲という目的に沿って、制作当時の子どもにわかりやすい題材として『ジャングル大帝』を選んで交響詩化したものである文部省(当時)の指導要領を踏まえた形で、小学生が楽器を学習する一助として構成されており、冒頭の曲で交響楽団が使用している楽器を(芥川比呂志による)ナレーション入りで紹介しているのをはじめ、各曲もそれぞれメインとなっている楽器をライナーノーツで説明している。第21回芸術祭奨励賞受賞作品。また後に1976年にはシンセサイザー音楽作品の成功で知名度が上がった冨田勲が作曲した作品としてLPが再発売され、さらに2001年にはデジタルリマスターでCD化されている。ステレオハイファイ録音による本LPアルバムは(昭和40年に放映開始された虫プロダクション制作による)日本初の毎週30分カラーTV番組「ジャングル大帝」の記念すべき第1話のストーリーと音楽とを元にして大きく発展させ、大編成オーケストラ演奏による(部分的に効果音や音響編集も用いた)交響詩として完成させたものである。(ジャケットの絵は手塚治虫によるものである。LPレコード版には、本アルバムのために音楽の表現する物語のあらすじや情景を水彩タッチで手塚治虫自身が描いた絵本風の薄い冊子が含まれていたが、CD版では省かれている。同冊子の原画を元に復刻した絵本が、手塚治虫(作/絵):「絵本 ジャングル大帝」、樹立社、ISBN 978-4-901769-73-0、(2014年12月)として発売された。)(後の時代に、この録音を音源として新たにアニメーション映像を付けて製作された映像作品がVHS、LD、DVDを媒体として発売されたために、本音楽作品が映像に合わせて作ったサウンドトラック録音であると誤解される場合がある。)英語盤『子どものための交響詩 ジャングル大帝』("KING OF THE JUNGLE - Symphonic Poem for Children")
出典:wikipedia
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