『新入社員とおるくん』(しんにゅうしゃいん- )は、1984年にコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が開発・販売したアーケードゲームのアクションゲームである。後にセガ(現・セガゲームス)の家庭用ゲーム機SG-1000にも『コナミの新入社員とおるくん』のタイトルで移植された。海外版の名称は(マイキー)。プレイヤーの目的は主人公の「とおるくん」を動かし、恋人の「みゆきちゃん」とのデートのため残業をさぼって会社から抜け出すことである。そのためにはまず「悪山課長」をはじめとする社内の敵キャラクターから逃れつつ、みゆきちゃんのハートを集める必要がある。ハートを一定数集めると部屋の扉の上に「OUT」と表示され開いた状態になり、通路(廊下)に出ることができるようになる。通路に出た後は上に「IN」と書いてある扉に入れば次のステージへ進むことができる。5つのステージをクリアするとみゆきちゃんのところへ行くことができ、1周クリアとなる。その後は2周目となるが、2周目はステージ順が変わり、最初にステージ2、次にステージ1、その後にステージ3となる。また2周目は敵のスピードもアップし、1周目ではなかった動きもする。ショーに出展されたロケテストバージョンでは設定が「高校生が学校から抜け出す」というものであったが、開発当時は校内暴力が問題化していたことも影響してか、製品化の際は設定を「新入社員が会社から抜け出す」に変更してリリースされた。それに伴いグラフィックも変更されているが、アイテムや背景など随所にその名残も見られる。その代わりに海外版"Mikie"(マイキー)で当初予定していた設定で発売された、さらにグラフィックはアメリカのハイスクール風味にアレンジされている。ステージBGMにはビートルズの楽曲(ステージ1では『ア・ハード・デイズ・ナイト』、ステージ4では『ツイスト・アンド・シャウト』)が用いられている(JASRACの許諾は取られており、基板及びインストカードに許諾表示がある)。ステージ1の黒板に書いてある文字はアーケード版では「目標5万台」、SG-1000版では「突破100万台」なのに対し、"Mikie"では"E=mc"(アインシュタインの質量とエネルギーの等価性を示す数式)となっており、さらに後述の『ハイスクールグラフィティ』では"Failure Teaches Success"(「失敗は成功の元」)に変更されている。プレイヤーが他のキャラクターに攻撃を行う方法には4種類ある。攻撃が当たった敵は一定時間動けなくなる。本作のマイナーチェンジ版『ハイスクール・グラフィティ』は多少暴力表現が抑えられており、例えば主人公の攻撃はヘッドバットではなく声でしびれさせるようになっている。また主人公がやられた時のアニメーションも死を連想させるものから床に伏せ泣きながら懺悔するというものになった。またステージ2などにおいてオリジナルでは魔法瓶の中のハートを取るために3回頭突きをする必要があったが、『ハイスクール -』では3枚のハートの束になっている。
出典:wikipedia
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