ASIOS(アシオス)は、2007年に発足した超常現象の懐疑的な調査を目的に活動する日本の団体。名称は「Association for Skeptical Investigation of Supernatural」(超常現象の懐疑的調査のための会)の頭文字に由来する。会長は発起人でもある本城達也で、発起人メンバーには他に石川幹人、皆神龍太郎らが名を連ねる。「超常現象が好きなメンバーが集まり、真相を追究していくこと」を目的に掲げており「疑似科学批判を行うような啓蒙を目的とした団体」ではないとしているが、年少者向けに懐疑的な思考や調査方法を広めるの普及活動も行っている。以前は本城一人で超常現象について調査していたが個人による調査には限界があり、海外には超常現象を調べる団体がすでに存在していたことから、知り合いに声をかけASIOSを結成したという。従来の超常現象否定論者にしばしば見られた頭ごなしに否定する姿勢には批判的で、「分からないから調べる」という立場を強調している。会長は各執筆者に「分からなければ無理せず、正直に分からないと書いてください」と依頼しているといい、結果、ASIOSの著書には、調査結果が記されていても、未解明のままになっている項目も含まれている。NHKのテレビ番組『幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』はその書籍版の冒頭で、「ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)とその会長・本城達也さんをはじめ、超常現象が大好きだからこそ徹底的に調査・研究・収集してきた世界中の先人たちに、厚く感謝申し上げます」と謝辞を捧げている通り、「超常現象が大好きだからこそ徹底的に調査・研究・収集してきた世界中の先人たち」の例にASIOSを挙げている。メンバーは以下の17人である。なお公式サイトでは、2009年に死去した志水一夫もリサーチ会員として掲載されている。以下、略歴で挙げる著書・訳書やメディア対応は、主として超常現象・疑似科学・偽史関連のものである。ASIOS単独名義の著書としては、以下のものがある。なお、それらのうち、彩図社から刊行されている「『謎解き』シリーズ」について、作家の宮部みゆきは未確認動物 (UMA) に関する本の書評の中で言及し、「モンスターだけでなく、UFO、心霊現象や超古代文明など、不可思議な事象について幅広く基礎的な知識」を得るために「ばっちり参考に」なる文献と紹介している。また、書籍『NHK幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー』巻末には、主題ごとに多くの参考資料が掲げられているが、全般的な参考文献として挙げられているのは3点のみ、そのうち最初に挙げられているのがASIOSの『謎解き超常現象』シリーズである。『謎解き超常現象』『謎解き超常現象II』については、それぞれから項目を抜粋したペーパーバック版『謎解き超常現象 特別編集版』(彩図社、2011年6月30日、ISBN 978-4-88392-797-5)が刊行されている。また、ペーパーバック版第2弾として、『謎解き 超常現象』シリーズと『謎解き 古代文明』とから23項目を抜粋し、新規に12項目を追加したコンビニ向け廉価版である『謎解き超常現象DX(デラックス)』(彩図社、2013年1月1日、ISBN 978-4-88392-896-5)が刊行されている。新作書き下ろし5項目および他の著書からの再録を含めた再編集版『謎解き古代文明DX(デラックス)』(彩図社、2014年2月24日、ISBN 978-4-88392-976-4)も出版された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。