『キミキス』 ("Kimikiss") は、2006年にエンターブレインから発売された、PlayStation 2用恋愛シミュレーションゲームソフト。インターネットラジオ番組を皮切りに、ドラマCD化や漫画化、小説化、テレビアニメ化といったメディアミックス展開も積極的に行われた。過去にエンターブレインが発売した恋愛シミュレーションゲームソフト『トゥルー・ラブストーリー』シリーズのスタッフが制作に携わっており、同シリーズとの類似性や関連性が見られる。2008年には、改良廉価版である『エビコレ+(プラス) キミキス』が発売された。広告展開におけるキャッチコピーは、オリジナルであるフルプライス版が「キス…でしか伝わらない想い…」、エビコレ+版が「この想い、もっと伝えたい…」。『キミキス』は、次作の『アマガミ』と共通しているところが一部ある。主人公(デフォルト名は相原光一)は高校2年生の少年。今日から新学期。まだキスどころか恋愛の経験もなく、高校生活も残り半分過ぎてしまったことに気付く。このままではいけないと思った彼は、積極的に行動を起こそうと誓う。少年は様々な女の子と出会い、一つ一つの行動を選んで付き合いを深めた末に、勇気を出せば、きっと想いが通じるはず……。一日の最初に、訪問先となる、13のエリアに分けられた各校内施設を選択する。訪問時間帯は、休み時間1・休み時間2・昼休み・放課後の4つに分けられており、訪問エリアを決定すると、後は各時間帯に沿って自動的に移動していく。食堂は昼休みと放課後のみ選択可能。これらの場所でヒロインと遭遇した際に会話(マッチング会話)を行ったり、イベントが発生することで好感度が上昇していく。ヒロインとの親密度は、LV0 - 4の5段階に分かれた恋愛LVによって表される。各段階において好感度ゲージを最大まで伸ばし、アタックに成功すると次の段階へと昇格する仕組みである。各ヒロインとのエンディングを迎える為には、最高レベルで好感度ゲージを最大まで伸ばした上で、アタックを成功させる必要がある。各場所において遭遇したヒロインと会話を行うイベント。本作のゲームシステムの中心であり、『トゥルー・ラブストーリー』シリーズの下校会話に相当する。任意で編集可能な、16個の話題を入れる袋。マッチング会話時にはこの中から5つが現れ、それを選択することで会話を行う。話題を1つ消費するごとに、新たに袋から1つずつ補充される。話題の登場順は編集時の並べ方に従い、会話時での変更はできない。編集は一日の終わりに自室にて行う。複数の同じ話題を、所持数の限界まで袋に入れることもできる。あらかじめ話題が組まれた固定袋が6種類用意されており、それ以外として、中身を自由に編集可能なフリー袋が14存在する。話題にはカテゴリが存在し、更にテーマ別で分けられている。以下はその代表例。話題袋に収納可能な話題には、それぞれ所持数が設けられている。初期では基本的な話題を1つずつしか所持していないが、イベントの発生やゲームクリアにより同じ話題を複数所持したり、新しい話題を入手することもできる。ヒロインごとに、話題への好き嫌いが存在し、その嗜好はイベントや恋愛レベルで変化する。各ヒロインと遭遇後の初期段階 (LV0) で獲得した好感度パラメータ比率により、ヒロインごとのメインストーリーは2種類のルート分岐が決定される。エンディングはルートにより内容が若干異なる。使用されるグラフィックは同じであるが、台詞がルートに則したものとなる。輝日南(きびな)高校とその周辺地域を舞台に、以下のキャラクター達が登場する。声優はゲーム版・ドラマCD版・テレビアニメ版共通。ゲーム版は主人公の声なし。ジー・モードにより移植され、2007年10月より配信が開始された。当初はNTTドコモ向けのみで、順次ソフトバンク・auにも対応した。2008年8月には番外編的ストーリーの『キミキス sideB』がリリースされている。2011年に発売された『エビコレ+ アマガミ』において、複数話にまたがる専用シナリオ上で麻雀が遊べるミニゲーム『アマガミ ぬくぬくまーじゃん』が搭載された。これには『キミキス』編のストーリーも用意されており、同一声優による新規録り下ろしのキャラクターボイスが収録されている。登場キャラクターは、攻略対象のヒロイン8名に加えて、川田知子と柊明良とIWAO(こちらでは“イワオ”表記)の全11名。フリー対戦モードでは、両作品のキャラクター同士での混戦も可能となっている。なお、立ち姿のグラフィックパターンが閲覧できる「おまけモード」でも『キミキス』キャラクターが表示可能となっており、元ゲームである『キミキス』の同モードでは対象外だった川田や柊の表示が実現した。ソフト発売当初、数量限定購入特典が配布された。エンターブレイン刊。※ラジオCDについては、後述のインターネットラジオ番組の各項を参照されたい。エンターブレイン刊『TECH GIAN』誌の2007年2月号から4月号まで、3ヶ月連続企画として、アドベンチャーゲーム形式の追加シナリオ集を収録したCD-ROMが付属された。動作環境はPS2ではなく、Windows上となっている。複数の出版社より、それぞれ異なる漫画化作品が、連載または読み切りで発表された。エンターブレイン刊、レーベル:ファミ通文庫。前者はゲーム版準拠、後者はアニメ版準拠(最後の展開は異なる)。いずれも音泉で配信された。『キミキス pure rouge』のタイトルで、2007年10月から2008年3月まで放送された。全25話。TV放送は24話まで、残り1話はDVD最終巻の収録とネット配信のみ。宣伝協力のBIGLOBEからもオンライン番組配信が行われていた。放送に先駆けて2007年7月29日には、インターネットラジオの公開録音を兼ねて、テレビアニメ化&ドラマCD発売記念イベントがエンターブレイン本社内ホール『Winpa』にて開催された。また、10月1日から同月7日までの間、JR東日本秋葉原駅構内および大阪市営地下鉄御堂筋線心斎橋駅ホームにて駅貼りポスター広告が展開された。主人公の一人、高校二年の真田 光一は、一年の頃からクラスメイトだった星乃 結美に片思いしている。互いに意識し合っているのだが、これまで接点など無くほとんど会話すらないままであった。そんなある日、光一達の幼馴染で一つ年上の水澤 摩央が、フランスから帰国子女として戻ってきて、真田家に居候することになる。同じ学校に転校した摩央は、隣の席の寡黙な男子生徒 甲斐 栄二が、大学に行かずにサックス奏者になる夢を持っていることを知り、彼に興味を持つようになる。もう一人の主人公、相原 一輝は、IQ 190の天才である二見 瑛理子に突然キスされる。とまどう一輝に、彼女は「恋愛の実験」と称して様々な提案をしてくる。アニメ版での物語は、真田、水澤、相原の三人のそれぞれの恋愛を中心に、三角関係などを絡めて描かれている。なお祇条 深月はヒロインとして特定の誰かと恋仲に発展することは無く、お嬢様設定を活かした脇役としての描写のみで最終回を迎えてしまう。本放送に先駆けて特集番組『キミキス pure rouge 〜もうすぐアニメが始まっちゃいますっ!スペシャル〜』がチバテレビ、tvk、テレ玉、テレビ愛知にて放送された。小清水亜美を司会に、作品概要の紹介や出演者及びOP主題歌歌手・marbleへのインタビュー(ED主題歌歌手・Snow*からのビデオメッセージもあり)、更に儀武ゆう子がレポーターとして制作スタジオに取材(松倉プロデューサーなどへのインタビュー)という構成内容。なお、ナレーションは中原麻衣が務めた。発売元はランティス。発売元はバンダイビジュアル。第1巻のみ1話収録。以降、各巻3話収録。
出典:wikipedia
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