円応寺(えんのうじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗建長寺派の仏教寺院。開山は桑田道海(智覚禅師)とも伝えるが未詳。山号は新居山。鎌倉時代作の閻魔像や冥界の十王の像で知られ、別名「新居閻魔堂」、「十王堂」とも呼ばれる。『新編鎌倉志』等によれば円応寺は建長2年(1250年)の創建で、開山は建長寺開山蘭渓道隆の弟子にあたる桑田道海(智覚禅師)とされる。しかし、桑田道海は1309年の没で、年代が合わないこと、1250年といえば師の蘭渓道隆が開山した建長寺の落慶より以前であることなどから、当初から禅寺として建てられたことには疑問が持たれている。円応寺は当初は由比郷見越岩(鎌倉大仏の東側)に建てられたようだが、ほどなく滑川の川岸へと移転した。鎌倉市材木座5丁目11番地に新居閻魔堂跡を示す石碑が残る。現在の川岸から200-300メートルほど東側に離れているが、閻魔堂創建当時はこのあたりが川岸だったと想定される。なお滑川下流部は別名閻魔川とも呼ばれるが、これはこの閻魔堂に由来する。本尊の閻魔像から新居閻魔堂と呼ばれ信仰を集めたが、元禄16年11月23日 (旧暦)(1703年12月31日)の元禄大地震による津波被害により建物が大破した。その翌年山ノ内の現在地に移転した。寺は建長寺から鎌倉街道を挟んで向かい側の小高い敷地に位置するが、この地はもと建長寺塔頭の大統庵のあったところである。閻魔王、初江王以外の十王像8体(江戸時代)、奪衣婆坐像(永正11年・1514年、弘円作)、地蔵菩薩坐像、智覚禅師坐像が安置されている。本尊の閻魔像については下記のような伝承が残っている。北鎌倉駅より神奈川県道21号横浜鎌倉線沿いに鎌倉駅方向へ向かって徒歩15分程度。
出典:wikipedia
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