『好き好き大好き!』(すきすきだいすき)は、1998年7月31日に13cmより発売されたアダルトゲーム。略称は頭文字を取って「SSD」。キャッチコピーは「ボクハゴムガスキダ」。ブランド初期の代表作の1つである。1998年11月には、矢森惨太郎の執筆による小説版がKKベストセラーズより発売された。ISBN 4584153531主人公は内省的な青年で、ある少女を密かに想い、執着している。以前、電車内で絡まれているところを救っているが、面識はない。実はラバーフェチである主人公は、ある日ついに少女を拉致し、実家が所有する廃工場の地下室に監禁してしまう。おびえる少女に「何もしない。ただ、傍にいて欲しい」と語り、その心を得ようとひたすら優しく接する一方、秘密を守り通すために周囲の女性達と良好な関係を保とうとし、かえって抜き差しならない事態へ陥ってゆく。ED-01から10までと、クリア後に見られるifシナリオのED-11がある。誘拐、監禁という罪を犯した主人公に報いを受けさせる意図からか、ED-11を除いたいずれのエンディングも陰鬱かつ凄惨な結末となっている。軽度なものでは主人公の逮捕にとどまっているが、ひどいものでは(事故死・他殺のいずれかにて)主人公の死によって凄絶な結末を迎えている。また、主人公・ヒロイン・サブヒロインが正気を失ったまま狂気の中で生き続けるという、鬱ゲーならではのエンディングも存在する。バラバラ死体との性行為など、当時でも現在でも類のないほど極めて異常な描写や、「メッタ刺しにされ血まみれの主人公の死体を、『あなたは私が守ってあげる』とつぶやき薄ら笑いを浮かべながら抱く女性キャラ」など、ヤンデレにも通ずる描写もある。なお、ヒロインの蒲乃菜の顔は特定のエンディング以外では最後まで見ることができない。アコースティックギター単独生演奏のBGMが雰囲気形成に大きく寄与しているが、演奏しているのは社内スタッフらしい。シナリオのTAMAMIは女性ライターで、本作は代表作の1つ。実は元々のシナリオは「とある女性心理カウンセラーに一目惚れした主人公が妄想癖を装ってカウンセリングに訪れ、『女子小学生との性交』に関する妄想の作り話を語っていく。しかし、作り話のはずの『少女との性交』が立て続けに現実化していき、現実と虚構の区別がつかなくなった主人公の精神は崩壊に向かっていく」というCRAFTWORKの『さよならを教えて』に近いストーリーであり、蒲乃菜は「自分を醜いと思って引きこもる少女」、みるくは「秘密クラブの少女」という設定だった。しかし、当時児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律(児童ポルノ禁止法)の制定が議論され、規制対象に絵画表現が含まれれば即時に発売禁止となる恐れがあった。そこで、開発途中でシナリオを全面的に入れ替えて発売された。そのため、グラフィックに合わせるために設定が変更されているシーンがある。例えば、瑠香と莉果のシナリオでは背景に教室と校庭が描かれているが、工場は小学校の隣にあり、2階は元学習塾と説明されている。その他、蒲乃菜が監禁される地下室は、渡の自宅から所有する廃工場へ変更されている(作品紹介では自宅のまま)。また、メインキャラクターだった天使のメイド少女「めるん」は登場せず、『フロレアール 〜すきすきだいすき〜』にイメージが引き継がれ、ヒロインとして登場している。なお、『フロレアール』発売後に公式サイトの掲示板では「元のシナリオで『好き好き大好き!』が発売されたら買う?」というアンケートが行なわれた。ユーザーからは「買う」という声が多数寄せられたが、発売には至っていない。
出典:wikipedia
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