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秒速5センチメートル

『秒速5センチメートル』(びょうそくごセンチメートル)は、新海誠監督のアニメーション映画。2007年3月3日公開。『雲のむこう、約束の場所』に続く、新海の第3作目の劇場公開作品にあたる。新海作品の顕著な魅力とされる「映像美」を踏襲しつつも、前作までの特徴とされたSF要素が消失し、あくまで「現実」を舞台としている点から前作までとの異質性が指摘されるに至った。アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」やイタリア・「ランチア・プラチナグランプリ」などの映画賞を受賞した。キャッチコピーは、どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか。題意は「桜の花びらが舞い落ちる速度」であり、作品冒頭でも述べられている。新海が監督、原作、脚本、絵コンテ、および演出までを手掛けた劇場作品で、惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を「桜花抄」、「コスモナウト」、ならびに「秒速5センチメートル」という短編3話の連作構成で描く。全63分。本作の上映時間は63分であり、映像上も連続しているが、ストーリー上は3話の短編で構成されており「連作短編アニメーション」と銘打たれている。公開に先立ち、「Yahoo!プレミアム」会員ならびに「Yahoo! BB」会員限定サービスとして、2007年、2月16日から3日間にわたって第1話「桜花抄」の無料配信が行われた。3月3日に公開。渋谷シネマライズを皮切りに、日本全国の単館系劇場で順次公開されることとなった。6月には米国における劇場配給権、ビデオグラム化権、および放映権の獲得をADVフィルムが発表。劇場公開中のアニメ映画のライセンス化がこのように日本国外で発表されるのは珍しいことであった。国際映画製作者連盟、ユネスコ、およびCNNインターナショナルの共同運営によるアジア太平洋映画賞のアニメーション映画賞を同年に受賞。さらにイタリアのフューチャーフィルム映画祭にて最高賞にあたる「ランチア・プラチナグランプリ」を受賞した。7月にコミックス・ウェーブ・フィルムからDVDが発売され、翌2008年にはBD版が発売された。さらに初回限定生産という形式ながら、HD DVD版も発売された。メディアファクトリー刊『ダ・ヴィンチ』誌上で新海自身の筆による同作の小説も連載され、2007年9月に『小説・秒速5センチメートル』として単行本化。2010年には清家雪子作画の漫画版『秒速5センチメートル』が『月刊アフタヌーン』(講談社)誌上で7月号より連載開始。翌2011年5月号にて完結し、全2巻の単行本となった。2011年(11月)までに、BD/DVD合計10万本、小説版累計10万部、漫画版累計13万部を売り上げ、同年には多言語対応のインターナショナル版BDも発売されるに至った。加納新太による小説版『秒速5センチメートル one more side』(エンターブレイン)も同年に発売。2012年には17刷のロングセラーを記録していた『小説・秒速5センチメートル』がMF文庫ダ・ヴィンチから文庫化された。劇場公開7周年を迎えた2014年には、第1話「桜花抄」での遠野貴樹と篠原明里の最後の逢瀬の日付にあたる3月4日から2日間にわたり、新海のTwitter上で各種制作資料が公開されるなどしている。物語は1990年代前半頃の東京の小学校を舞台に始まる。基本的な登場人物設定には差異がないが、登場人物それぞれの細かい行動等に若干の違いがある。2009年、中国の国営テレビ局・中国中央電視台が「感動の大作」と銘打ったアニメ『心霊の窓』の放映を開始。ストーリーや音楽は本作と全く接点がないものの、本作のカットと酷似した描写が作中に多数あり、背景の一部に本作の背景が使用されていたことにより盗作疑惑が持ち上がった。やがて制作会社にあたる柳州藍海科技有限公司が剽窃の事実を認め、制作を委託していた下請け会社の行為によるものであったとの旨の見解を示すに至っている。同年公開の映画『恋空』の監督でもあるドラマディレクターで映画監督の今井夏木いわく、「(アニメながら)完全に大人向けの作品」。新海誠のファンでとりわけ本作の愛好者であるというお笑い芸人の田村淳は、「時間の流れが独特で、見終わった後に浄化された気分になる」と評する。教授で詩人のは、“...舞い散る桜花にこぼれる雨の雫が織り成す叙情的風景、ほのかに迫る初恋の感覚、微細な変化をも敏にとらえる多感なふたりの駆け引きの様、時の流れゆく様を実感させる物語。まことに美しい映画です。”と評する。米誌『バラエティ』の記者を務めるロニー・シャイブは、「圧倒的に緻密な描画の背景、そしてお粗末さすら感じさせる描画の登場人物。環境のもたらす運命に翻弄される登場人物達の非力な様をこれらの対比によって表現している」としたうえで、「新海のこの新しい試みはアニメの可能性を飛躍的に拡張するものであった」と評した。「アニメ・ニュース・ネットワーク」の記者を務めるセロン・マーティンは、“...関係の継続をテーマに据えた『こえ』、関係の再現をテーマに据えた『雲の向こう』。対する『秒速』がそのテーマに据えるは、すなわち関係の遷移、時の流れとともに失われてゆく何かを惜しむ気持ちとの決別、今そこにある幸福を追求することによる過去との決別、これであります。そうした意味で、これまでの新海作品のなかで最も大人びた、深みを備えた作品にあたるのがこの『秒速』です。”以上の評を寄せている。

出典:wikipedia

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