小堀 馨子（こぼり けいこ、1969年8月22日 - ）は、日本の歴史学者、宗教学者、文学博士。神奈川県出身。東京大学文学部西洋史学科で西洋古代史を学び、同大学の大学院で在籍を宗教学宗教史学科に変え、現在も宗教史からの視点で研究・発表を続けている。研究テーマは古代地中海地域（古代ローマ・ユダヤを含む）の宗教史、宗教学で、特に共和政ローマ末期からローマ帝国初期の古代ローマ、アウグストゥス統治時代の宗教事情が中心となっている。博士課程に進学した1995年から非常勤講師として複数の大学で教壇に立ち、2000年からは8年間にわたりイギリスのロンドン大学へ留学して研究生活を続けながら、下記に挙げたような書籍の翻訳や監修に参加した。2008年にロンドン大学に在籍したまま日本に帰国し、再び成城大学の非常勤講師となった。2009年からは國學院大學の研究所にも所属し、神道の英語版百科事典となる "Encyclopedia of Shinto" の編集に参加していた。2013年にローマにおける宗教概念についての博士論文（後述）を提出し、東京大学で博士号（文学）を取得した。2015年に帝京科学大学の准教授に就任し、英語の講義を担当している。この他、2014年10月からNHK文化センターの町田教室で、一般社会人を対象としたラテン語基礎文法の講義を行っている。なお、世界での学会発表では英語名の "Grace" を付けた "Keiko Grace Kobori" を名乗る場合もあり、下記のFacebookページでも同様に名乗っている。1994年にキリスト教の洗礼を受け、現在は日本基督教団に所属している。イギリスではイングランド国教会に所属していた。比較文学やドイツ文学の研究者で保守派の言論人としても知られる小堀桂一郎は父、洋画家の小堀稜威雄は祖父、日本画家の小堀鞆音は曾祖父。

出典:wikipedia