井川地区自主運行バス(いかわちくじしゅうんこうバス)は、静岡市葵区井川地区で運行している廃止代替バス。静岡市井川地区自主運行バス管理事務所が静鉄タクシーに委託して運行する。もともとは静岡鉄道と大井川鉄道(いずれも当時の社名)が「静岡井川線」の一部として運行した他、大井川鉄道は井川営業所を設置して井川地区内の運行も行っていた。しかし採算が取れず、1990年代後半に大井川鉄道が全面撤退。その後は静岡鉄道(バス部門分社化により2002年(平成14年)よりしずてつジャストライン)が静岡市からの補助金を受けて運行を継続していたが、大型車両での運行上、狭隘区間があることから車掌乗務による安全確認を行うため人件費が嵩んでいたことや、登山シーズン以外は乗客が極めて少ないことから慢性的な赤字状態となっていたことに加え、静岡市街を起点としたダイヤのため、井川地区住民が静岡市街で日中に所用を足すには2泊3日が必要となるなど悪影響が出ていたこと等から、2008年(平成20年)5月31日をもって廃止された。しずてつジャストラインは、夏季登山シーズンのみ「南アルプス登山線」として静岡駅・新静岡〜畑薙第一ダム間を直行運行し、静岡行に限り井川駅前で降車のみ取り扱う(井川駅前からの乗車は出来ない)。また、毎日企画サービスが企画・実施する登山バス「毎日あるぺん号」が、夏季登山シーズン限定で竹橋・新宿西口などと畑薙ダムを結んでいる。井川地区朝発・横沢夕方発が設定され、双方から日帰りが可能となった他、昼間時間帯は井川地区内のみの運行も行われる。なお、2011年(平成23年)12月16日~2014年(平成26年)3月31日は暫定ルート運行のため、横沢ではなく上落合で安倍線に接続していた。井川地区住民の移動手段が主目的であることから、一部ルート変更や停留所の新設・改廃が行われた。登山・観光目的となる畑薙ダムへの運行は廃止された。以下に掲載されていない停留所は変更はない。4つのゾーンに分けられ運賃が設定される。中学生未満は通常運賃の半額、小学生未満は無料。乗車時に行先を運転手に申告して料金を運転席左後方の運賃箱に入れる。回数券は100円券・200円券・500円券各11枚綴りが10枚分の金額で車内販売される。運賃は静岡井川線を参考に設定され、静岡市街間とは乗り換えが必要となったものの、直通時と同等に抑えられている。しずてつジャストラインの乗車券類は使用できない。
出典:wikipedia
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