バージョニングファイルシステム(英: Versioning File System)とは、コンピュータのファイルが同時に複数の版が存在できるファイルシステムのこと。ほとんどのバージョニングファイルシステムはファイルの古いコピーを保存しておく。いくつかの物は、1分ごとや1時間ごとなど、時間間隔を制限するなどして、些細な変更が大量に保存されないようにする。ある物は、周期的なスナップショットをとり、普通のファイルアクセスと同じような方法で過去のスナップショットにアクセスできるようにしている。バージョニングファイルシステムは定期的なバックアップに似ているが、いくつかの点で異なる。バージョニングファイルシステムはリビジョン管理システムの機能のうちいくつかを提供する。しかし、ほとんどのリビジョン管理システムとは異なり、バージョニングファイルシステムは透過的である。バージョニングファイルシステムとジャーナリングファイルシステムは異なる物であり、混乱されやすい。最初のバージョニングファイルシステムは TOPS-20で導入された。バージョニングファイルシステムの強力な例は、DECのOpenVMS OSに作られた。アプリケーションが書き込みのためにファイルをオープンすると、ファイルシステムが自動的にファイルの新しいインスタンスを作り、ファイル名にバージョン番号が付加される。バージョン番号は1から始まり、新しいファイルのインスタンスが作られるたびに増えていく。アプリケーションが読み込みのためにファイルをオープンする時は、バージョン番号を含めて正確にファイル名を指定することもできるし、バージョン番号なしで単純にファイル名だけを指定し、最新バージョンのファイルを開くこともできる。履歴の最大数は32767以下で、設定可能であるが、履歴の最大数に到達したらファイルシステムは自動的に過去の履歴を削除する。メインストリームのファイルシステム(ext3, ext4)はバージョニングをサポートしていない。以下、バージョニングファイルシステムではないが、関連するソフトウェア。これらは、バックアップソフトウェアである。
出典:wikipedia
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