『隠し剣』(かくしけん)は、藤沢周平著の短編時代小説のシリーズ名。各短編の内容は、「隠し剣」と呼ばれる秘伝の絶技を身に着けた武芸者(主人公でない場合も含む)が、周囲の状況に巻き込まれて「隠し剣」を披露するまでを描いている。また、各短編の題名は「内容を示す単語」+「剣」+「隠し剣の技名」で統一されている。断続的に1976年から1980年まで『オール讀物』に掲載された16編の短編小説と、『別冊文藝春秋』に発表された短編小説1編を含む。単行本としては『隠し剣孤影抄』『隠し剣秋風抄』の2冊に纏められている。このシリーズの「隠し剣鬼ノ爪」は映画『隠し剣 鬼の爪』として、「盲目剣谺返し」は映画『武士の一分』として、「必死剣鳥刺し」は映画『必死剣 鳥刺し』として、「宿命剣鬼走り」は昭和56年12月11日にドラマ『宿命剣鬼走り』として、「孤立剣残月」は平成3年3月22日にドラマ『残月の決闘』として、それぞれ映像化されている。また「邪剣龍尾返し」は名前こそ登場しないものの、映画『隠し剣鬼の爪』作中にて、主人公がそれと思しき技を戸田寛斎より伝授され、果たし合いで用い、対戦者から「卑怯な騙し技」と罵られるという形で映像化されている。演劇集団キャラメルボックスによって、2013年2月23日~3月10日にサンシャイン劇場、3月14日~17日にサンケイホールブリーゼにてハーフタイムシアターで上演された。脚本・演出は成井豊+真柴あずき。SIBERIAN NEWSPAPERが今作の為に劇中化を書下ろしした。また毎公演西川浩幸が前説で登場し、事前に寄せられた質問に答える「ほぼ前説」がおこなわれた。
出典:wikipedia
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