データベースにおけるカーソル()は、一連のデータに順にアクセスする際の検索条件および「現在位置」を保持するデータ要素である。一般にデータベースは、同じ種類のデータを数多く蓄積しており、利用者が求めるデータも1件だけではなく複数件になる可能性がある。このようなケースは、カーソルを使って以下のようにイテレータの要領で実現できる。システムによっては5において、次のデータに進む以外に、ひとつ前のデータに戻ることも許している。関係データベース用の問い合わせ言語として広く使われているSQLでは、カーソルを用いたアクセスのために一連のステートメントを提供している。「codice_1」でカーソルを宣言し、「codice_2」でカーソル位置のデータを取得するとともに次のデータに進む。データを変更する「codice_3」や削除する「codice_4」は、「codice_5」を指定することで、カーソル位置のデータを操作できる。使用後は「codice_6」で解放する。具体的な文法はSQL#カーソル定義・操作を参照。C言語プログラムからSQLを使ってデータベースにアクセスするためのライブラリのひとつとしてODBCがある。ODBCはMicrosoft Windowsで広まった後、業界標準のSQL/CLIやJDBCのベースとなった。カーソル操作に係るSQLステートメントには、以下のように個別のODBC関数が対応している。ODBCでは、アプリケーションプログラムがカーソルを直接指定することは、ほとんどない。上記の関数はいずれも「ステートメントハンドル」()を引数としており、このハンドルが指し示すデータ構造の中にカーソルも含まれているという扱いになる。すなわち、ステートメントハンドルがイテレータの役割を果たしている。dbmは関係データベースより単純な、キーと値の対応だけからなるデータベース機能を提供する。ここでもデータベース上の「現在位置」を指し示すために「カーソル」の語が使われている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。