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重音テト

重音テト(かさねテト、KASANE TETO)は、2008年4月1日のエイプリルフールに際して2ちゃんねるから発祥したバーチャルアイドルのキャラクターであり、およびそれをモデルとして作成され、フリーウェアの歌唱用音声合成ソフトウェアUTAU用のライブラリとして配布されている歌声データの名称である。重音テトは元々、2ちゃんねるにある電子掲示板ニュース速報(VIP)板(以下VIP板)利用者らによって、2008年のエイプリルフールのジョーク(釣り)として創出されたキャラクターである。このジョークは音声合成ソフトウェアであるVOCALOID製品のブームから着想を得たパロディであり、ジョークの発案者からは「某CALOID」(某カロイド、BOCALOID)と命名されている。キャラクターデザインの原案は「線」、ライブラリは「小山乃舞世」の声をもとに作られている。当時のニコニコ動画には、VOCALOIDを使用した商品『キャラクター・ボーカル・シリーズ』(以下CVシリーズ)の「初音ミク」やその他のVOCALOID製品を使用した動画が多くアップロードされ人気を博していたが(詳細は初音ミクの記事を参照)、当時CVシリーズとして発表されていた製品は第2弾の「鏡音リン・レン」までで、第3弾となるソフトウェアの詳細はまだ明らかにされていなかった。そこで2008年のエイプリルフールを間近に控えた3月30日未明に、VIP板利用者の間で、架空のVOCALOIDを考案してニコニコ動画のユーザーを騙そうという企画が持ち上がった。この時点でエイプリルフールまでは二日間しか時間がなかったが、お祭り騒ぎが好きなことで知られるVIP板の利用者の間で次々と賛同者が集まり、偽キャラクター「重音テト」のプロフィールが作成され、イラストや偽のデモソングを使用した投稿動画、偽の紹介用ウェブサイトが秘密裏に用意された。用意された偽のデモソングは、当時中学生であった小山乃舞世が声を担当しており、また偽の紹介用ウェブサイトのデザインはCVシリーズの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディア()の公式ウェブサイトを模したもので、URLが「」ではなく「」になっている。2008年4月1日のエイプリルフール当日、用意された動画がニコニコ動画上で公開され、翌日には引っかかったユーザーを嘲笑するページが公開され、数日後には一連の流れをまとめたネタばらし動画がニコニコ動画に投稿された。たまたま時を同じくして、フリーウェアの歌声合成ソフトUTAUの配布が開始されていた。2008年3月に配布が開始されたUTAUは、音声を切り貼りして歌唱させる音声合成ソフトウェアであり、音声データを収録すれば、どのような声でも歌わせることができる。VIP板利用者の中から、この音声ライブラリの一つとして重音テトのキャラクターを使おうという動きが起こり、エイプリルフール後にもキャラクターを再利用する計画が進められた。サンプルの音声をあてた小山乃舞世の音声データを元にUTAU用の音声ライブラリが作成され、公開された。このような経緯から、重音テトは当初ジョークから生み出されたVOCALOIDのパロディキャラクターであったにもかかわらず、本当に歌唱させることが可能な音声データになった。また、重音テトにUTAUが使用されたことは、UTAUが注目を集めて知名度を高めるきっかけにも繋がったとされる。重音テトの公式サイトの一つとして位置づけられるウィキサイト「重音テト計画まとめ@wiki」や、2008年のエイプリルフールの際に用意された偽の紹介用ウェブサイトとその経緯をまとめた資料には、以下のようなプロフィールが掲載されている。VIP板において重音テトの企画立案が行われた発祥スレッドは、いわゆる安価スレとして立てられており、これらのプロフィールもアンカーを使って無作為に選ばれた内容を踏まえて作成されている。「線」が描いたキャラクターイラストは、こうしたスレッドの意見を取りまとめる形でデザインされた。重音テトは初音ミクの派生キャラクターとして、VOCALOIDファンの間でじわじわと人気を集めていき、2008年8月27日にテト誕生の経緯を歌詞にした楽曲「嘘の歌姫」が公開されると、2009年4月時点までに26万回再生を記録するなど人気を呼んだ。また、2008年6月10日に原曲が重音テトの楽曲としてネット上で発表された「耳のあるロボットの唄」は、重音テトの名こそ用いられていないもののJOYSOUNDでカラオケ配信が行われたほか、2009年11月6日に声優の池澤春菜がリリースしたアルバムCD『quatre quarts』には同曲のカバーが収録されている。2009年11月18日にラマーズPがリリースしたアルバム『EXIT TUNES PRESENTS THE COMPLETE BEST OF ラマーズP feat.初音ミク』では重音テトをコーラスに起用した「とりぷるばか」が収録され、ブックレットにはキャラクターイラストも描かれている。なお、キャラクターとしてではないが、初音ミクを題材にした漫画作品『メーカー非公式 初音みっくす』にて、酒好きな登場人物「お姉さん」が作中でよく飲んでいる銘柄の一つとして、ラベルにテトの顔が描かれた「大吟醸 重音てと」なる日本酒が繰り返し登場する。重音テトは初音ミクと同様に歌唱が可能な、初音ミクファンの創作から生まれたキャラクターの一種として遇されるようになり、「亞北ネル」や「弱音ハク」などのVOCALOID派生キャラクターと共に紹介される場合もある。初音ミクを特集した『ユリイカ』2008年12月臨時増刊号の記事で他の派生キャラクターと共に重音テトを取り上げた有村悠は、重音テト単独もしくは他のVOCALOIDと組み合わせた動画が2008年11月時点で数百件も投稿されていることや、pixivやピアプロでもテトを題材にした二次創作が投稿されていることなど、重音テトが「釣り」として生み出された経緯を持つキャラクターであったにもかかわらず広く受け入れられている状況を紹介している。また同書で同様に派生キャラクターの話題を取り上げたUG-Kは重音テトについて、コーラスに定評があり、UTAUを代表するキャラクターであると紹介している。その後も人気は継続し、2010年7月にマイコミジャーナルに掲載されたコラムでは「ニコニコ動画になくてはならない存在にまで成長を遂げた」とも紹介されている。週刊誌『SPA!』2011年7月19日号(7月12日発売)に掲載された記事では多数のVOCALOIDキャラクターと共に、企業の仕掛けではない「究極のボトムアップ型アイドル」として引き合いに出され、その魅力を「多くの偶然と協力があって生きているというドラマが人を惹きつけるのでは」という趣旨で説明した、キャラクターデザインの「線」のコメントが紹介された。このように重音テトはVOCALOIDに関連するキャラクターとして知名度があるが、VOCALOIDとは異なる技術を用い音源データとして独立しており、また、キャラクターの商用利用においても「亞北ネル」や「弱音ハク」などと扱いは異なる。重音テトの誕生から2周年となる2010年4月1日より、クリプトンの運営するコンテンツ投稿サイトピアプロでは重音テトのキャラクターイラストを投稿することが可能となり、キャラクターの商用利用の窓口もクリプトンが担当することとなったが、権利的にはクリプトン製のVOCALOIDとは独立したオリジナルキャラクターという位置づけとなっている。以下には重音テトの使用が明言されている商業作品を挙げる。以下はクリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」によりiTunes Store、AmazonMP3、moraなどで販売されている、重音テトを用いた楽曲が収録されているアルバム。

出典:wikipedia

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