風越山(かざこしやま)は、信州百名山の1つで、長野県飯田市西部にある標高1,535mの山。中央アルプスの前衛に位置し、新・花の百名山に選定されている。主に花崗岩からなる。飯田市のシンボル的な山として、地元では「かざこしやま」や「ふうえつざん」と呼び親しまれている。正式な読み方は「かざこしやま」である。飯田市の商品名や地名などには「風越(ふうえつ)」の名が多く見られる。また、山中に白山妙理大権現が祀ってあることから「権現山(ごんげんやま)」とも呼ばれる。山頂直下には国の重要文化財に指定されている白山社奥宮が鎮座するなど、古くから信仰の山として栄えてきた。登頂への登山ルートには(1)表参道・滝の沢ルート、(2)押洞ルート、(3)旧阿弥陀寺・二本杉ルート、(4)高鳥屋山ルート、(5)権現道ルート、(6)円悟沢・今庫の泉ルートの6種類がある。詳しくは、風越山イラストマップに記載がある。「風越山(かざこしやま)」の語源は、山頂近くに「大窪み」と呼ばれる鞍部があり、そこを風が吹き越えることからきている。中世の和歌にも「風越の峰(かざこしのみね)」と詠まれ、飯田市内の小学校・中学校・高校の校歌にもみな「風越山(かざこしやま)」とうたわれている。昭和24年、飯田西高等学校と飯田北高等学校が統合され、飯田風越高等学校(いいだふうえつこうとうがっこう)が誕生し、その後、「ふうえつざん」と呼ばれるようになった。現在、地理書、各種の資料、行事等でも「ふうえつざん」という名が使われているが、「風越山」の正式な読み方は「かざこしやま」である。猿庫の泉(さるくらのいずみ)は風越山山麓の天竜川水系円悟沢に湧出している軟水の泉で1985年(昭和60年)環境省により名水百選に選ばれる。江戸時代に茶道宗偏流・不蔵庵龍渓(ふぞうあんりゅうけい)が茶の湯に最適な水を求めて天竜川水系を探していたところ発見したといわれる。東屋、茶室が整備され、猿庫の泉保存会により5月から10月までの休日には野点(のだて)も行われている。
出典:wikipedia
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