ドウカンヤシマとは日本の競走馬である。6年度連続重賞勝利という日本中央競馬会 (JRA) 記録を保持している。馬齢は旧表記で統一する。関東の3歳王者決定戦・朝日杯3歳ステークスを迎えるまでは4戦3勝、単勝はすべて1番人気という好素質馬だったが、朝日杯で惨敗を喫して以降は一転して凡走を繰り返すようになる。4歳以降は38戦して1番人気に推されたことは一度もなく、年間に挙げる勝利はひとつだけ、しかも凡走を続けている最中にその一走だけ突如として奮起するというありさまで、「年に一度のドウカンヤシマ」と呼ばれた。4歳時には、函館記念で51キログラムの軽ハンデと不良馬場を利して11番人気で優勝、5歳初頭には、中央競馬のグレード制導入後最初の重賞として行われた日刊スポーツ賞金杯に5番人気で優勝。途中に転厩した関係で関東馬から関西馬に変わったものの、年に重賞1勝というペースをきっちり守ったまま8歳まで走り続け、1987年初頭のスポーツニッポン賞金杯制覇をもって、スピードシンボリが保持した5年連続を凌ぐ、6年連続重賞勝利という中央競馬記録を樹立。同時に東西の金杯で優勝という空前の珍記録も達成した。2011年現在、中央競馬におけるこの記録の保持馬はドウカンヤシマのみであり、記録は破られていない。希代の穴馬として名を馳せ、競馬ライターの市丸博司は「重馬場専用というわけでもなく、軽ハンデでしか来ないわけでもなく、全く馬券の買いようがない」と評している。生産者の細川功一も同様に「買ってもなかなか当たらない、買わなきゃ絶対当たらない。まるで宝くじみたいな馬」と語っている。競走馬引退に際しては引退式が執り行われ、その後は種牡馬となった。種牡馬としてはサラブレッド大賞典(荒尾)を制し、ダートグレード競走になる前の川崎記念で3着となったキンコーバトラなどを送り出した。1995年に種牡馬廃用となっている。父タケシバオーも常識から外れたさまざまな記録を持ち、「怪物」と呼ばれた馬だった。母ドウカンミキは1勝馬。半姉ドウカンスピンの仔に1986年のスプリンターズステークス(当時GIII)優勝馬ドウカンテスコ。ほか祖母ナイガイスターの半妹キラクハートの子孫に、エプソムカップ優勝馬サマンサトウショウ、GI競走3勝のスイープトウショウなどがいる。
出典:wikipedia
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