『とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱』はivoryが制作しJANISから2001年6月29日に発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム作品であり、『とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜』のファンディスクである。キャッチフレーズは「たいせつなもの、なんですか……?」『3』本編の後日談を描いたミニシナリオ。『3』のいわゆるスピンオフであるが、非現実が一般的なとらハの世界観を土台に持つため、魔法少女ものであるものの本作限りのパラレルワールドなどではなく正史に自然に溶け込める外伝的な作りになっている。のちのテレビアニメ作品『魔法少女リリカルなのは』シリーズの狭義の原作でもあるが、テレビアニメ版とはほぼ別物である。原作者の都築真紀も当時のビジュアルファンブック内で自身の魔法少女観を“「ヒロイックでドラスティックな魔法物語」ではなくて、魔法と出会った平凡な少女が色々な経験を通して少しずつ「大人」へと成長していく物語”と語っているように、スペクタクルよりハートフルな精神性に重きが置かれている。ミニシナリオであるが中編ほどの長さを有し、とらハ3.5と言えるほどのボリュームがある。物語は全14章で構成されており、それぞれには「第〇〇話」とサブタイトルが付けられている。視点人物は基本的には主人公のなのはだが、時折「クロノ's view」や「恭也's view」のように視点キャラクターが切り替わる、アニメ作品を意識したような構成をとっている。そのため本作では恭也の立ち絵が追加された。なお、視点人物となったキャラクターは内面描写が入るかわりに立ち絵が表示されない仕様となっている。もともとは『3』本編のおまけとして組み込まれた『CMスポット』というジョーク企画だったが、ファンから制作を希望する声が多くあがり、それに答える形で制作された。すなわち『3』本編のキャラクターを使って『カードキャプターさくら』に代表される当時の魔法少女フォーマットを用いたパロディ風のストーリーを展開しつつ『3』本編を補完するという、言わばお祭り企画のようなものだった。そのため『3』本編をよく知らないままプレーしても「知らないキャラの身の上話」(と「CCさくらのパロディ」)にしかならない。上記のように本作では「『3』本編の補完」と「なのはとクロノの恋愛」を主軸に物語が展開される。後者については主役が年端も行かない少年少女であるため恋愛の進展から成就、エンディングに至るまで一度も性的描写が使用されない、非常にプラトニックなものとなっている。ただし『3』本編の補完が随所に折り込まれている関係で、(なのは以外の)性的描写が一部使用されている。高町なのはの所謂「攻略」はクリア後に出現する成長後の後日談「第十四話」において軽く触れられる程度である。さらにクリア後に『とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜』発売前キャラクター人気投票の結果発表と、本編中で恭也を適切に動かすことで恭也によるフィリス攻略ルートである番外編「フィリス先生の仕返しなの?」およびその後日談「フィリス・その後」も追加される。高町家の末妹・高町なのははある日、不思議な赤い宝石を拾う。それが、「たいせつなもの」を巡る無垢な少女と謎の少年の運命の物語の始まりだった。下記以外の人物については『とらハ3』本編の登場人物を参照のこと。なお、テレビアニメ版の登場人物については魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物を参照のこと。クイズゲーム。プレイヤーは『とらハ3』のヒロインを操作して、クイズ大会に参加し、歴代『とらハ』シリーズの登場人物とクイズで勝負する。時代設定は『魔法少女リリカルなのは(リリカルおもちゃ箱版)』と同じ(『とらハ3』本編の翌年)で、既に美沙斗が高町家の人々と知り合っている事から『リリカルなのは』より少し後の話と思われる。また、『DVD EDITION』のおまけシナリオでもこのクイズ大会の事について言及している事から、公式設定に加えられている。問題は全て四択式で、特定のノルマに達せばステージクリア、不正解やタイムオーバー数が多いとゲームオーバーとなる(但し、直前のステージからコンティニューが可能)。実行プログラムが『魔法少女リリカルなのは』と同一であるため、『DVD EDITION』やダウンロード版にも収録されている。各キャラのシナリオをクリアすると、らぶらぶパ〜トナ〜でそのキャラが選択可能になるパスワードが表示される。選択したプレイヤーによって難易度が、対戦相手に応じてクイズのジャンルの内容が変化する。これらは『DVD EDITION』には収録されていない。
出典:wikipedia
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