フェイェール県 (Fejér megye)は、ハンガリーの県。ドナウ川西岸に位置し、北東部がバラトン湖と接する。ヴェスプレーム県、コマーロム・エステルゴム県、ペシュト、バーチ・キシュクン県、トルナ県、ショモジ県と接している。県都はセーケシュフェヘールヴァール。フェイェール県の形態は多様性に富む。南部は大平野に接し、その他の地域は丘陵地帯である。県中央にあるヴェレンツェ湖()は人気の観光地である。県面積は4359平方km、県人口は426,541人である。一帯には、およそ2万年前から既に人が定住していた。古代ローマの属州パンノニアが置かれた時代には、数カ所の定住地があった。首都はゴルシウム(Gorsium)だが、その他に目を引く都市があった。現在のバラチとドゥナウーイヴァーロシュのある場所である(町はアンナマティアとインテルチサと呼ばれていた)。中世初期、フン族とアヴァール人が一帯に暮らしていた。586年以後、遊牧民族がこの地にやってきて、9世紀終わりにマジャル人が征服するまで暮らしていた。マジャル人がここへ到着したのは895年から900年の間である。族長と彼の一族はフェイェール一帯に定住した。フェヘールヴァール(Fehérvár、現在のセーケシュフェヘールヴァール)の町が族長ゲーザの居住地として顕著な存在となっていった。ゲーザの子イシュトヴァーン1世の治下で、町は新設された県の県都となった。ハンガリーの歴代国王たちは16世紀まで、フェヘールヴァールで戴冠し、亡くなれば埋葬されてきた。フェイェール県は1543年から1688年まで、オスマン帝国に支配された。数カ所の村が破壊され、人口が劇的に減少した。トルコ支配から脱すると、地元行政が1692年に再編された。セーケシュフェヘールヴァールが町の特権を取り戻したのは1703年だった。
出典:wikipedia
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