株式会社矢場とん(やばとん)は、愛知県名古屋市中区大須にあるトンカツの専門店を運営する企業。1947年5月創業。1951年1月に有限会社として法人化、2006年に株式会社に改組。味噌カツ専門店である。店名は創設時の名称「矢場のとんかつ」を略称したことから。矢場とは本店所在地の矢場町のことで、現在の大須にあたる。店舗は愛知県に9店(うち名古屋市内に8店)、東京都に2店、三重県、福岡県に各1店存在する。また、過去に「大阪府内にも出店予定がある」と新聞で報じられたことがある。また、上記以外にもテイクアウトのみ可能な「お持ち帰り専門店」が3店(名古屋市内2店、東京都1店)存在する。メニューには、みそカツ丼の他、鉄板とんかつ、わらじとんかつ、串かつなどがある。定食屋だった頃の名残りで、カレーライスもメニュー表に掲載されており、このカレーライスは創業当時からあるメニューでもある。なお、2009年2月中旬、名古屋の食品卸会社・トーカンと共同開発した「矢場とんのなつかしカレー」が発売されている。矢場とんのみそだれは、一般的などろりとした黒に近い色のものではなく、さらりとした茶色に近いクドみのないもので、載せるというより浸ける。みその旨みが豚の身や脂の甘さを引き立たせる。地元の人が日頃よく食べるみそかつよりライトな味わいのものであり、本物の赤みそだれに慣れていない観光客向けと言える。CMに関して、2011年頃まではキャンペーンなどを中心にラジオCMを流す程度だったが、2012年途中頃からオリジナルソングを作成・TVCM、ラジオCM(オリジナルソングをそのまま放送)を放送している。2015年4月、硬式野球部「矢場とんブースターズ」を設立し、日本野球連盟にクラブ登録として加盟した。「横綱ぶた」は矢場とんのマスコットキャラクターで、その名の通り横綱を締めた豚である。矢場町本店の外壁に大きく金色で描かれている。ただし、「横綱ぶた」という正式な名前はあまり使われず、公式ホームページ上でも「ブーちゃん」と呼んでいることがある。利用客も「ブタちゃん」「ブー」「トンちゃん」「トン様」など様々に呼んでいる。横綱ぶたのイラストのついたTシャツ、タオル、マグなどのキャラクターグッズも店で販売している。本店限定であるが、横綱ぶたTシャツを着て来店すると串カツ1本の無料サービスを実施していた時期があった。2007年10月現在は、Tシャツ着用で来店すると、長島店を除く全店で着てきた人だけが知ることの出来る『美味しいサービス』が受けられる。矢場とんは地元のプロ野球球団である中日ドラゴンズとの関係が深いことでも知られる。星野仙一をはじめ、矢場とんに通った歴代の選手が寄贈したユニフォームが店内に飾られている。ドラゴンズがナゴヤ球場を本拠地としていた時代には同球場で矢場とんの「みそかつ弁当」が販売されていた。ナゴヤドーム移転後もしばらくは販売されていたが2・3年で諸事情により発売中止、その後2010年8月から発売が再開されている。弁当の発売が中止になった時期からは関係がやや疎遠になっていたが、2006年になって店名に因み「8810(やばとん)」の背番号のドラゴンズのユニフォームを着た横綱ぶたを描いたタオルが発売された。また最近では、毎年開催されるドラゴンズの北陸遠征(富山県・石川県で開催される2連戦。通称・北陸シリーズ)で、試合が行われる球場のバックネット裏などに、広告看板が設置されることがある。2008年、韓国のソウルに矢場とんの模倣店「YABATON」が営業し、無断で商標登録を行っていた。名古屋の矢場とん側は韓国の特許庁に異議を申し立てるも、韓国では有名ではないとして申し立ては認められなかった。また、韓国の公正取引委員会にも異議申し立てを行っていたが模倣店側が商標権の譲渡を行う事で和解したため申し立ては取り下げられる事となった。矢場とんはカンボジア小学校建設プロジェクトを実施しており、店内に募金箱を設置し集まった寄付金や協賛企業の支援によりカンボジアに本プロジェクト1校目となる小学校を建設。2008年9月10日現地で開校式が行われた。2014年4月現在で3校の小学校を開校している。以下は矢場町本店のもの。
出典:wikipedia
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