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ヴェルガース

ヴェルガース(Velgarth)は、マーセデス・ラッキーの『ヴァルデマール年代記』の舞台となる架空の世界。世界の名称については作中ではほとんど言及されず、「ヴァルデマールの使者」三部作においてわずかに現れるのみである。本項において“=”が多用されるが、これは声門閉鎖音を表している。以下において、BF:ヴァルデマール建国前、AF:ヴァルデマール建国後である。ヴェルガースでは神や女神が息づいており、信仰の対象ともなっている。しかし多くの場合において女神が主であり、対応する男神が作中で語られることはほとんどない。多神教(あるいは女神の複数の面に対する信仰)が主ではあるが、一神教がないわけではない(『女王の矢』では一神教の存在と、それが信仰されている地域が限られていることが垣間見られる)。基本的に神が地上に介入することはないが、それは地上に争いを持ち込まないためだとされている。本項においては、特に区別する必要がない場合は「女神」と記す。魔法は、他者(それが自然なものか超自然なものかは別として)の力を行使する魔法と、己の内なる源から引き出す心理魔法(超能力)に大別される。また、まれにではあるが女神が直接力を及ぼすこともある。女神が直接力を行使する場合、あるいは、大地のまじないなどを除き、魔法や心理魔法を行使するには生まれ持った素養(天恵 - 「そしつ」と呼ばれる)が必要である。天恵は訓練によって引き出すことができるが、最大限に引き出した場合の限界は、生まれ持った素養によって決まる。ほとんどの〈使者〉〈魔法使者〉は強力な天恵を1~2種類有しているのみで、3種類以上同じ強さで備えている者は滅多に居ない。また、天恵が目覚める場合は多くの問題が発生する。また、〈達人〉になれば別だが、多くの魔法は代償を必要とする。これは強大な魔法ほど顕著で、多くの場合行使者本人の“疲労”という形で表現されるが、異世界の存在を召喚した場合や、直接女神の力を望んだ場合などは別の(時には命に関わりかねない)代償を払う必要がある。魔法には脱色作用がある。特に交点から力を引き出す者、テイレドゥラスのように要石の近くで暮らす者は強い影響を受ける。〈達人〉は顕著で、中には10歳で完全に脱色された者もいる。人間や動物に関わらず、毛が白く、目が青くなるのが特徴。以下ははっきりと魔法とはいえないもの、あるいは上記に分類できないものである。シン=エイ=インはドゥリシャ平原の遊牧民。一般的には金色の肌、黒髪、青い瞳をしている。総じて剽悍な戦士であり、優れた騎手である。馬の交配で有名で、その血統の馬は高額で取引されるが、純血種はシン=エイ=インに何らかの伝手がないと、まず入手不可能である。普通シン=エイ=インは魔法を一切使わない。〈祈祷師〉、〈治療者〉は数少ない例外である。これは女神との誓約の一部である。彼らの中に天恵を持つものが産まれると、〈祈祷師〉となるか、ティレドゥラスに預けられるか、又はその天恵を封じられなければならない。シン=エイ=インが彼らの馬のことをなんと呼んでいるかを知れば、その愛情といかに大切にしているかの一端が窺い知れる。ジェル=スーソウ=エイドゥリン(いつまでも年下の兄弟姉妹)と呼ぶのだ。なかでも“種馬”や“戦馬(いくさうま)”と呼ばれる種は特別で、シン=エイ=インが手放すことは絶対にない(ヴァルデマール、アシュケヴロンの馬には祖先に「薄墨」という“戦馬”の血統が入っているという伝説があるが、真偽不明である。『フォルスト・リーチの春』でタルマに一蹴され、『魔法の誓約』においても、シン=エイ=インの馬を実際に見た最後の〈魔法使者〉ヴァニエルが「薄墨」を見て“戦馬”ではないと否定している。“戦馬”について、〈使者〉エルダンは「戦のために乗る馬を骨格から作るとしたら、あれこそぼくが作るものだ」と評した。シン=エイ=インのうち、女神の南の側面である〈猛きもの〉に誓いを立てたものを特にカル=エネイドゥラルと呼ぶ。一般的には〈誓いを立てし者〉と呼ばれる。カル=エネイドゥラルは女神の武器であり、その武器のように性欲から切り離され、子孫を残す能力が失われる。そして女神の武器であることから、彼もしくは彼女はまず女神に仕え、次にシン=エイ=イン全体に仕える。自分の部族はその次になる。〈猛きもの〉への誓いはしばしば〈血の復讐〉のためになされるが、シン=エイ=イン同士に〈血の復讐〉は許されていない。シン=エイ=インは華やかな色合いを好むが、カル=エネイドゥラルとなったものは、誓いを果たすまでは黒一色、誓いを果たしたあとは焦げ茶色と定められている。カル=エネイドゥラルの中でも、〈猛きもの〉と同時に〈古きもの〉に誓いを立てたものは特別である。彼らは濃紺の装束をまとい、カタ=シン=エイ=インに残る古い英知を守るためにのみ剣を振るう。シン=エイ=インからはタレ=エイドゥラス(鷹の兄弟)と呼ばれる。〈絆の鳥〉を友とし、その多くが魔法使いであり、非常に老化が遅い。彼らは女神に、ペラジールの森の歪んだ魔法を浄化することを誓約しており、浄化がすむと一族ごと移動してしまう。そのためシン=エイ=インからも謎多き存在と思われている。危険地帯の中で、彼らは〈谷〉と呼ばれる魔力で遮蔽された安全地帯を形成し、大半はその中で暮らす。内部は気温も一定で冬でも暖かい。豊かな緑が茂り、温泉も湧き出している。大樹にエケレと呼ばれる家を作り生活している。構造的に上層ほど風の影響を大きく受けるため、住まいのための家は下部に作ることが多いようだ。ヴァルデマールで「同性愛者」を意味する言葉の一つがティレドゥラス語に由来するように、開放的なことでも知られている。気に入った相手に鳥の羽飾り(結婚相手など、特に大事な相手には絆の鳥の羽飾り)を贈り、相手が受け取って髪に編み込めば成立となる。力のある魔法使いは引く手数多のようだ。品種改良によりティレドゥラスと魂の絆を結ぶことができるようになった鳥類。その多くは猛禽類である。“心話”で話すことができるが、たいていは鳥類相応の会話しかできない。魂の絆で結ばれているゆえ、〈絆の友〉と感覚を共有したり、魂を完全に一体化してしまうことができる。ただし、後者は危険なためめったに行なわれない。

出典:wikipedia

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