チアベンダゾール(英称"Thiabendazole"、略称TBZ)は、殺菌剤・防カビ剤の一種。殺菌剤や食品添加物、木材防腐剤として用いられる。1972年6月30日に農薬登録、1978年に食品添加物としての認可を受け、甜菜の褐斑病などに適用される他、ポストハーベスト農薬として輸入バナナ・柑橘類などの防腐処理剤として使用される。工業用防カビ殺菌剤としては、塗料や冷蔵庫のドアパッキン、衣料品の抗菌加工にも用いられる。また、医薬品としては「ミンテゾール」(万有製薬)の商品名で腸管糞線虫症や旋毛虫症治療用の内服用駆虫薬、動物寄生虫用薬品としても使用されていたが、同等の効果がありかつ安全性が高い新薬イベルメクチンが開発されたために駆虫薬としての製造・販売は中止されている。農薬としては、アメリカのメルク社が開発し、1999年の原体輸入量は4.3トン、同年の単水和剤・液剤の生産量は計10.1トンであった。分類としてはメチルベンズイミダゾールカルバメート(MBC)系殺菌・殺かび剤でありFungicide Resistance Action Committee(FRAC) コード1に該当する。この系統の機序としては、微小管会合中にβ-チューブリンに結合することにより、有糸分裂を阻害することで発揮される。一日摂取許容量は体重1kgあたり0.3mg。食品添加物としての残留基準は、柑橘類に10ppm以下、バナナに3ppm(果肉には0.4ppn)以下と定められている。
出典:wikipedia
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