アンドリュー・マーク・ミラー（Andrew Mark Miller , 1985年5月21日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州アラチュア郡ゲインズビル出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。現在はMLBのクリーブランド・インディアンスに所属している。のMLBドラフト3巡目（全体68位）でタンパベイ・デビルレイズから指名を受けたが、ノースカロライナ大学チャペルヒル校へ進学。には「ベースボール・アメリカ」選出の大学最優秀選手となり、ロジャー・クレメンス賞も受賞した。2006年のMLBドラフトでは実力では全体1位の器だったが、契約金の高さで敬遠された。ドラフトではデトロイト・タイガースから1巡目（全体6位）で指名され、8月4日に4年契約を結んだ。契約金はジャスティン・バーランダーを40万ドル上回る球団史上最高額となる355万ドルとなった。入団後、A+級レイクランド・フライングタイガースで3試合に登板し、8月30日のニューヨーク・ヤンキース戦で早くもメジャーデビューを果たした。この年はリリーフとして8試合に登板した。は先発で13試合に登板したが、制球難が深刻でメジャーに定着できなかった。シーズンからマイナーで経験を積み制球力向上を図ることになっていたが、2007年12月5日にドントレル・ウィリス、ミゲル・カブレラとのトレードでキャメロン・メイビンらと共にフロリダ・マーリンズへ移籍した。11月12日にとのトレードで、ボストン・レッドソックスに移籍した。12月3日にFAとなり、16日にマイナー契約で再契約した。はAAA級ポータケット・レッドソックスで開幕を迎え、6月19日にメジャー昇格した。17試合に登板し6勝3敗・防御率5.54だった。は左ハムストリングの故障のため、開幕から故障者リスト入りし、5月6日に復帰した。この年からリリーフに転向し、53試合に登板した。はレッドソックスに移籍後初となる開幕ロースター入りを果たした。7月6日のロサンゼルス・エンゼルス戦で左足首を捻挫し、翌日故障者リスト入りした。MRIでリスフランの損傷と診断され、残りのシーズンを欠場した。2月15日にレッドソックスと1年契約に合意。50試合に登板し、3勝5敗・防御率2.34だった。ポストシーズン初登板を果たし、ディビジョンシリーズ、チャンピオンシップシリーズ合計で5試合（7.1イニング）に登板し、全試合無失点の活躍をした。2014年7月31日にエドゥアルド・ロドリゲスとのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した。移籍後は23試合に登板し、2勝0敗1セーブ・防御率1.35だった。オフの10月30日にFAとなった。2014年12月5日にヤンキースと総額3600万ドルの4年契約を結んだ。、シカゴ・ホワイトソックスに移籍したデービッド・ロバートソンの後釜としてクローザーに定着。60試合でマウンドに登り、防御率2.04・リーグ3位タイとなる36セーブを挙げ、見事にロバートソンの穴を埋める活躍を見せた。高い三振奪取能力も健在であり、61.2イニングで100奪三振を記録、3年連続で14を超える奪三振率をマークした。ポストシーズンでは、10月6日のヒューストン・アストロズとのワイルドカードゲームで1回無失点、無安打、2奪三振と活躍したが、チームは敗れてしまった。は移籍してきたアロルディス・チャップマンが抑えを務め、ミラーはセットアッパーに配置転換される予定だったが、チャップマンがDVで出場停止となっため、開幕当初は前年に引き続き抑えを務めた。チャップマンが復帰してからは予定通りセットアッパーに配置転換された。チームでは7回を投げるデリン・ベタンテス、セットアッパーのミラー、抑えのチャップマンで勝ちパターンとして起用され、この3人をスリーコアと呼称された。開幕から好調を維持して自身初のオールスターゲームに選出された。オールスター後にチャップマンがトレードでシカゴ・カブスに移籍した後は抑えを務めた。ヤンキースでは44試合の登板で、防御率1.39の好成績を残した。7月31日にユストゥス・シェフィールド、、、とのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した。インディアンスではコディ・アレンが抑えを務めていたため、セットアッパーに配置転換された。移籍後は26試合に登板し、4勝3セーブ、防御率1.55と好調を維持した。シーズン通算では70試合登板で10勝1敗12S、防御率1.45と自身初の10勝を挙げた。同年のALCSでは、4試合に登板し7回を投げ14奪三振、無失点に抑えMVPとなった。2メートルを超える長身から最速100mph(161km/h) を誇るストレートと鋭く曲がるスライダー、ツーシームを投げ込む。高い奪三振能力を持ち、2015年までの通算で投球回数を上回る奪三振を奪っている。特に本格的にリリーフに転向した2012年以降は毎年奪三振率二桁以上を記録している（2015年終了時点）。

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