アルティメット・イヤーズ ("Ultimate Ears" ) は、カスタムインイヤーモニター (IEMs)などの音響機器を設計・製造するアメリカ合衆国のメーカーである。UE(ユーイー)と略称される。カスタムインイヤーモニターの草分け的なブランドであり、業界では80%のシェアを誇っている。2008年、スイスのLogitech(日本法人名:ロジクール)の子会社となった。1995年、コンサート業界で活躍する音響エンジニアであったジェリー・ハービーが設立。彼はその年にヴァン・ヘイレンのモニター・エンジニアとしてツアーに同行している際、ドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンから、大音量で耳を傷めるに代わる物を頼まれ、エンジニアとしての経験を最大限に活かし個人ごとの耳介の形に合わせて外音を効率的に遮蔽する、カスタムインイヤモニターを思いつき、開発することとなった。当時妻であったミンディーと共にラスベガスで会社を創立、製作はウェストンが行った。21世紀に入り、カスタムインイヤモニターの需要は大きくなり、その過程でウェストンと袂を別って、独自の製作ラボを設立し、製造を開始した。その後プロのミュージシャン向けのカスタムインイヤモニターのプロバイダーとして業界シェアNo.1を維持している。ジェリー・ハービーは、カスタムインイヤモニターに留まらず、高遮音性能を持ったステージモニター用ユニバーサルフィットイヤフォンについても、ウェストンと共に、シュアのE1やE5のデザインチームの一員として寄与していたが、リンキン・パークのヴォーカリストであるチェスター・ベニントンが、携帯プレーヤーでもアルティメット・イヤーズのカスタムイヤモニターを使用していると創設者に話したことがきっかけとなり、自社ブランドで、コンシューマー向け高遮音性ユニバーサルフィットイヤフォンのfiシリーズが発売され、高音質と幅広い音場で高い評価を受けた。創立者はユニバーサルフィットイヤフォンの販路拡大のため、投資会社のボブ・アリソンをCEOに迎え、自らはCTOとなった。日本では当時国内販売代理店であったM-AUDIOからfiシリーズのOEMモデルも発売された。なお、創立者のジェリー・ハービーは2007年会社を離れ、その後、新たにJH オーディオを設立した。2008年8月14日、スイスのLogitech(日本法人名:ロジクール)に3400万ドルで買収されたと発表され、子会社化された。それに伴い、日本国内ではロジクールがコンシューマー向け製品の販売代理店となった。ただし、カスタムインイヤモニターについては、耳型をとって、米国本社に製造依頼を行う販売代理店「オーディオロジスト」は、日本にはなく東アジアでは上海に存在するのみであり、国内からは直接米国本社に製造依頼する必要があった。2013年9月7日、ロジクールは、カスタムインイヤモニターを国内で販売展開し、大阪日本橋、東京秋葉原のe☆イヤホン店舗で、耳型の音響確認や製造依頼を受付けることとなった。ただし、現在のところ耳型は医療機関や補聴器店などであらかじめ採取する必要がある。また、一部の機種は販売対象外となっている。今後は修理、フィッティング調整の業務も行う予定である。全てカナル型のイヤホンである。全てカナル型のイヤホンである。製品名の後ろに「vi」がつくモデルは、iPhone、iPad用に開発されたモデルで、ハンズフリー通話、Siri通話のための高感度小型マイクロフォンとマルチファンクションボタンが搭載されている。ただしUE900、UE600にはviの名称は付加されていないが、同等の機能がある。日本国内で販売されているiPhone用ハンズフリー通話対応のインイヤーヘッドフォンは非常に少ないが、アルティメット・イヤーズでは積極的にラインナップを揃えている。また、最近では製品名の後ろに「vm」がつくモデルは、アンドロイド、ブラックベリーに対応している。コンシューマー向けモデル。Triple.fi 10 pro(vi) / Super.fi 5 pro / Super.fi 5 EB / Super.fi 3 Studio はケーブル着脱可能な機構になっており、ケーブル断線時に手軽に交換できるメリットがある。日本国内販売代理店がロジクールになった直後はケーブルの単体販売はされなくなったが、現在はロジクールストアで取り扱っている。イヤフォン断線時にケーブル交換が可能で、交換用ケーブルが単体で市販されていることが特徴であり、売りの一つ。Logitechに買収された後、しばらくは交換用ケーブルが市販されなかったため、ネットオークションで純正交換用ケーブルが高値で取り引きされる例もあった。また、サードパーティからも、比較的高価ではあるが互換品の交換用ケーブルが販売されている。なお、日本において愛用者からは、fiシリーズは俗に「ブタパナ」とも呼ばれている。これはイヤーチップを外すとノズルが豚の鼻のように見えるためである。(2基以上のスピーカーを搭載したモデルは高音域用と低音域用で出力ノズルが分かれているため。)iPhone、iPad用に開発されたモデルで、ハンズフリー通話、Siri通話のための高感度小型マイクロフォンとマルチファンクションボタンが搭載されている。
出典:wikipedia
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