瀋丹線(しんたんせん)は中華人民共和国遼寧省瀋陽市の瀋陽駅と同省丹東市の丹東駅を結ぶ、中国鉄路総公司(CR)が運営する鉄道路線。遼寧省瀋陽市から丹東市に至る全長277kmの鉄道路線で、瀋陽鉄路局に属している。中国から朝鮮半島に向かう主要路線の一つである。はじめ、日露戦争で安奉線(あんぽうせん)として、日本が建設した安東(現在の丹東)-奉天(現在の瀋陽)を結ぶ軌間762 mmの軽便鉄道だった。当初計画では遼陽で東清鉄道と接続する予定だったが、戦況の好転により奉天で接続に改められた。後に野戦鉄道提理部を経て南満州鉄道の支線となり、1911年11月11日には狭軌から標準軌に改軌、鴨緑江鉄橋の完成で鴨緑江を渡ると、新義州で、朝鮮の京義線と接続し、釜山までつながっていた。奉天では満鉄本線と連絡した。日本の大陸への足がかりとして重要な役割を果たした路線であった。輸送量増加により1944年9月に全線複線化した。第二次世界大戦終了後は重要度の低下により全線単線となり瀋安線と改称、1965年に安東市が丹東市と改名したのに伴い瀋丹線と改称された。現在、蘇家屯~本渓~南芬、祁家堡~草河口が複線になり、ことに丹東側は単線であるが、全体を複線にするように努めている。瀋丹旅客専用線が建設され、2015年9月1日に開業した。
出典:wikipedia
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